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グインサーガ5 辺境の王者 ―MASTER OF THE MARCHES―

ラゴンの聖地である岩塩の広野を荒らした者として、ラゴンの村へ連れてこられるグイン。そこでラゴンを味方につけるべく説得に努めるグインはラゴンの勇者ドードーと戦うことになる。ドードーとの戦いの最中、おもむろに(^^;)岩塩の広野で拾った銀に輝く棒を取り出したグイン。その棒状のものこそ、ラゴンの神、アクラの象徴であった（マジ？笑）ラゴン族はグインを神の使いとして、グインの命令に従うのだった。しかしセムとの約束の期日は今日1日しかなかった。

一方、その夜明け前、モンゴールはセムへの最終決戦を開始した。統制を欠くセム族は、数を減らしながらも狗頭山のふもと付近まで逃げ延びてくる。そしてそこへ、ラゴンの抜け道を使ったグインが、ラゴンを率いて現れる。鬼人の如きラゴンの戦士たちの前に、モンゴールはノスフェラス進出の野望を打ち砕かれるのだった。

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グインはなんて運の良い奴なんだろう！
ラゴンの崇める神の象徴を偶然に拾って、無意識に取り出しちゃうのである･･････。
そんでラゴンの抜け道を使って、モンゴールとセムの戦場まで来てしまうのだ。
そもそも戦場が狗頭山まで移ってくる辺りも見逃せない。
イシュトもモンゴールの最終攻撃を察知して、一足先に身の安全を確保するが、そんなこと可愛いものである。

ここまでで「辺境編」は終わり。6巻以降、いよいよ舞台は中原に移る。

1998/12/14更新