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グインサーガ7 望郷の聖双生児 ―HALLOWED TWINS' HOME-COMING― |
草原地方ではアルゴスの使節に対し、カウロスが反パロ姿勢を明確にしていた。
一方、アムネリスに恋心を抱くモンゴール赤騎士隊隊長アストリアスが、アルド・ナリスとアムネリスとの婚姻をなきものにしようとモンゴールを出奔するが、吟遊詩人として諸国を遍歴する、アルド・ナリスの弟マリウス(アル・ディーン)によって捕捉される。マリウスは魔道の力を使って、パロの双子がノスフェラスに生きていることを聞き出すのだった。
パロではアムネリスが、アルド・ナリスの美貌と知性、パロの古代機械の脅威にさらされ、いつしか本心からアルド・ナリスを恋するようになっていくのだった。
一方でレムスの身に変化が起きていた。カル・モルの怨念に影響され、中原世界の生成やノスフェラスの謎について深い思索へと没入していく。そしてセム、ラゴンに送られてノスフェラスを脱したグインたちはロスの町から、海路沿海州を目指すことになる。しかし、彼らが乗り合わせた船は海賊船だった。
航海は大嵐に見まわれ、海賊たちは嵐の原因は豹頭のグインの仕業と思い込み、正体を露呈、戦闘が始まる。しかしグインは大暴風雨の前に、大海原に投げ出されてしまう。その時、どこからか船弦にランドックと書かれた《光る船》が現れ、全てを白い光に包むのだった。
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「おお、フロリー!私、ナリスさまを愛しているのよ!恋してしまったのよ!」
アムネリスは叫んだ。フロリーはただ呆然としてそんな彼女を見つめるばかりだった。(138頁)
やめておけ、アムネリス(T-T)
ノスフェラスからロスへと近づいた際に、イシュトが喜んで言う。
「てやんでえ−!ひさしぶりに、ほんもののの町ときやがった。どうだい!」(173頁)
実はナニゲに江戸っ子か!(^^)
1998/12/30更新