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クリスタルの陰謀 グインサーガ8
クリスタルの陰謀
―THE CRYSTAL CONSPIRACY―

船を落雷が襲ったのだった。そしてグインが海に消えたまま、海賊たちとの戦闘が再開。レムスの機知によって危難を脱し、南海の孤島へと漂着したイシュトたちだが、そこでは海賊たちが待ち伏せていた。さすがのイシュトも多勢に無勢でピーンチ!その時、どこからかひょっこりグインが現れて海賊たちを追い払うのだった。

リンダの、どうやって島に辿り着いたかの問いに対してグイン
「さあ、それが、俺にもよくわからんのだ」(138頁)

一方パロではアルド・ナリスとアムネリスの婚礼の準備も着々と進められていた。
ナリスとアムネリスを婚姻させ、モンゴールの公子ミアイルとケイロニア皇女シルヴィアを婚姻させることで中原に磐石の覇道を築こうとするモンゴール。
しかしどうやらナリスには何か考えがあるようだ。
マリウスに操られるアストリアスもパロ侵入に成功する。

草原には魔道士がナリスの使者として策略を持ってくる。
一方ではついにベック公率いるアルゴス軍と、カウロス軍との間で先端が開かれていた。
スカールは怪しげな策略に賛同できず。単身草原の騎馬の民を率いてベック公救援に駆けつけるのだった。

■■■

ナリスはアストリアスをなんらかの形で使ってやろうとしており、背後から操っている。
そのためパロ、クリスタルパレスで門番に誰何されるアストリアスの侵入をナリスの腹心とも言うべきヴァレリウスが手助けするが、その後のヴァレリウスの台詞。
「とっ捕まってトーラスへつれ戻されてえのか。大事なアムネリス公女を意にそまぬ結婚から助けてやることもできなくなるぜ、アストリアスくん」
「おれの名はヴァレリウス」
「あんたのことはマリウスからきいたんだよ。そう、マリウスからな」
(159頁)
ってあんたホントにヴァレリウスか、その言葉使い・・・・・・。
後々のヴァレとは別人のようだ。

アムネリスの台詞
「キスして、ナリス。そしてもっと」(198頁)
なにやっとんじゃぁーっ。公女将軍アムネリス。お前は騙されているのだぞぉー(泣)
このころからアムネリスは駄目駄目なのだ。

しかしスカールは格好良い。

1999/01/05更新