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サイロンの悪霊 グインサーガ18
サイロンの悪霊
―CURSED CYLON―

イシュトヴァーンは野望成就のために、再度グインに協力を要請するが、それも拒絶されると、友として会うことは2度とあるまいとの言葉を残してケイロニアを去る。

ある夜のサイロン市街ではマリウスはイリスに再会するが、そこをバルドゥール一味に襲われる。
多勢に無勢であった2人を救ったのは、通りかかったグインであった。
サイロン市街に見た怪しい光の正体を探ろうとグインは夜のサイロンに出てきていたのだ。

まじない小路と呼ばれるケイロニアでも魔道師の集まる一角に足を踏み入れたグインは、「世界の3大魔道師」の1人、闇の司祭グラチウスに対面する。
グラチウスはグインの”力”を手に入れようしてグインの心を翻弄するが、新たに現われた魔道師イェライシャによって救われる。

数日後、グインはダルシウス将軍に伴ってケイロニア王宮、黒曜宮へと参上し、ランゴバルド候ハゾスと運命的な出会いを遂げる。
そしてその夜、庭に出ていたシルヴィアの元にバルドゥールが現われ、過去に起こった事件とシルヴィアには兄が存在していることを話す。
皇帝アキレウスには現后妃マライアとの娘、シルヴィア以外に、愛妾ユリアとの間に子供があり、嫉妬したマライアによってユリアは宮廷を追われ、アキレウスはその子の存在を知らないのであった。
バルドゥールはシルヴィアと結婚することで皇帝の地位を狙っていたため、2人にとって「兄」の存在は邪魔になると信じていたが、初めて兄の存在を聞かされたシルヴィアには皇帝位に対する執着はなく、期待を裏切られたバルドゥールはシルヴィアに襲いかかる。しかし、茂みに隠れてそれを見ていたグインによって救われるのだった。

そしてその夜、もうひとつの事件が起こる。ランゴバルド候ハゾスが何者かに刺されたのだった。

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グラチウス登場〜、ってこのころは威厳がある。いつのころからか陽気な?おじいさんになってしまったりして(^^;)
んでグイン、「事情を知らぬことに、むやみにくちばしをつっこむ趣味はない」とか言っといて、事件の起こる場にいすぎ(^^;;

1999/07/20更新