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パロへの帰還 グインサーガ17
三人の放浪者
―THREE TRAVELLERS―

グイン、イシュトヴァーン、マリウスの3人は北方での冒険を終え、ケイロニア首都サイロンへと現われる(この辺の様子は外伝で描かれている)。

グインは夢で見た神託を信じ、ケイロニアの傭兵として千竜将軍ダルシウスの元に仕官する。
また、イシュトヴァーンはグインに野望への協力を懇願するが断られてしまう。

一方、サイロンになじみ始めたマリウスは、誘拐されそうになっている少女を救ったことで、その犯人グループに命を狙われることになる。謎の少女こそケイロニアの唯一の皇位継承者シルヴィアであり、犯人グループは皇帝位を狙うバルドゥール子爵の一味だった。
ケイロニアでは、まもなく行われる皇帝アキレウスの即位30周年式典においてシルヴィアの婿、つまり次期皇帝が選出される予定になっており、その周囲も騒がしくなっていたのだ。

しかしマリウスは、ケイロニア皇帝位を巡る陰謀劇に関わってしまった事に気付いていない。マリウスを救った美青年イリスの正体を気にするばかりだった。

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マリウス、グインに出会うまでグインのことを知らなかったかのような素振りを見せてきたが、実はやっぱり知っていた。実際はアストリアスからグインについては聞いていたのだが(7巻参照)、外伝では初めて知ったかのような素振りであった。なんたる演技力!と感心するばかりなのである。

ケイロニアに舞台が移るが、当初、ケイロニアは単なる地方の野蛮な国だと思っていたが、いきなり登場したら軍事大国になっていた。

グイン、イシュトヴァーン、マリウスの3人の出会いについては、やはり外伝を読んでおいた方が良いかも。

1999/06/27更新