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愛の嵐 グインサー34
愛の嵐
―FRENZY OF FASCINATION―

パロでは王女リンダが2人の若き貴族からの求愛に悩んでいた。
彼女はイシュトヴァーンへの想いを捨てきれないでいたのだ。そんな中、リンダの想い人と噂されてきたナリスと、リンダへの求愛者の1人、アウレリアスが口論となり、2人は決闘することになる。
レイピアの達人である2人の実力は肉薄していたが、アウレリアスの剣がナリスを突き刺す。観客が騒然とした時、リンダは神託を受けて倒れるのだった。

一命を取り止めたナリスの見舞いに現れたリギアは、ナリスの敗北が、ナリス自身による演出・詐偽と確信し、言及するが、真実はわからないままだった。
そして、1人になったナリスの前にリンダが現れると、リンダは自身の本当の気持ちに気づいたことを吐露する。それは、ナリスこそがリンダの愛すべき運命の人だということだった。

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パロ宮廷でのレムス、なかなか良い感じなんだけどなぁ・・・・・・融通は利かなそうだけど。
んでも、台詞の中に「武士」と言う言葉が何か所か出てくる。ナリスとかアウレリアスとかって武士なの?
んー、武士というと質実剛健、清貧結実、滅私奉公ってな言葉が浮かんできて、なんか男臭いイメージなんだけど、彼らは騎士、ヨーロピアァンな方が妥当じゃなかろうか?
んでナリスと魔道師アルノーの会話に仮面の男の名が出てくる(258頁)。
仮面の男とは、モンゴールのアストリアスに他ならないのだけれど(10巻「死の婚礼」参照)、どうなるんだろう?彼。

2000/02/17