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風の挽歌 グインサー67
風の挽歌
―A REQUIEM IN THE REFALE―

シルヴィアを救出したグインとマリウスは、ノスフェラスを越えて中原に戻ってきた。
モンゴール首都トーラスの《煙とパイプ》亭でオクタヴィアと自分の娘マリニアに対面するマリウス。
そしてグインは、隠密に迎えにきたアトキアのトールの部隊に無事遭遇する。

また、イシュトヴァーンがゴーラ王へ就任したことを伝えるためにトーラスに戻ってきたカメロンも《煙とパイプ》亭に現われ、グインと初めて対面した。2人は友の絆を深めるが、金蠍宮ではひとつの騒ぎが起きていた。かつて黒竜戦役の時のイシュトヴァーンを知っている旧臣が、イシュトヴァーンはモンゴールの敵だと言い出したのだ。

またマリニアをもうけて平和な生活を送り、国際政争に巻き込まれたくないと考えていたオクタヴィアだったが、グインとマリウスの帰還に、自分達の生活、運命にも転機が訪れていることを予感するのだった。

■■■

いやぁ、グインが帰ってきた。
んでオロの最後を、ゴダロとオリーおばさんに伝える下りは泣けるねぇ・・・・・・。
んでもゴダロ、オリーのこと「ばばあ」なんて呼んでたっけ?

ケイロニアとユラニアの血を引くオクタヴィアと、パロの王子マリウスの子供、マリニアの運命が気になるところだ。
ほんでイシュトヴァーンのゴーラ王位、まさかモンゴール内部に反対者が出てくるとは思わなかった。
まぁ、考えてみればそのとおりなんだけど、今まで忘れられていた旧臣フェルドリックなんてのが出てくるとは・・・・・・。
カメロンもやっぱりイシュトに切られちゃいそうだし・・・・・。
ってパロ、レムスとナリスの確執、ナリスの反乱なんかが、トーラスでも噂になっているってどーなんだろう。情報伝わりすぎ。

それからオクタヴィア、22、23巻辺りのカンジでは豊満な印象はなかったけど、どうやら胸も大きいらしい。肩幅も広いし、筋肉がついていて、みたいなことを言っていたんだけど子供ができたからなのか?
んで特筆はシルヴィア。いやぁ、ドラッグ患者で精神薄弱、やばいでしょー。
グインに対して(119頁)
「あんたなんか、顔も見たくない。あたしにさわるな。あたしにさわるな。さわるな、化け物、怪物、生まれぞくない! 」
外伝を読む限りではもうちょっとマシだと思っていたけど・・・・・・。

1999/08/08