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豹頭将軍の帰還 グインサー68
豹頭将軍の帰還
―THE REGAL REMIGRANTS―

モンゴールの旧臣フェルドリックによって、かつてノスフェラスでイシュトヴァーンがモンゴール軍を裏切ったことが明かされる(4巻「ラゴンの虜囚」参照)。ゴーラ王としてアルセイスにいたイシュトヴァーンは、帰還命令を受けてトーラスに帰還するが、同時に、密かに自らのゴーラ軍を動かしていた。場合によってはモンゴールとの交戦をも辞さないつもりなのだ。

ゴーラのイシュトヴァーン、パロのアルド・ナリス。中原に波乱の予感が立ち起こる中、ケイロニアでは大歓声が巻き起こっていた。シルヴィアとオクタヴィア、マリウス、マリニアを連れたグインが、ついに戻ってきたのだ。
無事シルヴィアを連れ戻したグインは大元帥の職を与えられ、ケイロニア王の称号を受ける。
謳歌を極めるケイロニアにあって、オクタヴィアは宮廷生活にマリニアの将来を危惧するが、離宮での生活を保証するとのアキレウス帝の処遇に希望を見出すことができた。
しかしマリウスは、パロの王子という自らの出生を悔やみ、用意された幸福へ窮屈感を隠せない。

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イシュトヴァーンがやばい!何をしたいのかわからなくなってきた。
「狂王」と呼ばれることは全然望むところだが、このままでは、ほんとにタダの狂人になるのかも・・・

んで気になるのはおとなしすぎるマリニアかなぁ・・・赤ん坊にしては泣かないことをオクタヴィアが気にしている。
あと、いつグインはケイロニアを捨てるんだろう?

ケイロニアにいったん破滅をもたらすにいたった《売国妃》シルウィア−そしてゴーラの僭王イシュトヴァーン、第三次パロ神聖王国の中興の祖となる聖王レムス。そして−ケイロニアを見すてた、豹頭王グイン。(3巻12頁)

ってあとがきで、作者の栗本薫が、あと30巻じゃ当初の予定をクリアできないだろうと言っている。
ってそう言われちゃうとちょっと悲しい。アグリッパとかいつ出てくるんだろうとか、グインはカリンクトゥムいつ行くんだろうとか、いろいろ楽しみにしているのに・・・

あと、モンゴール戦役当時の話が出てくるが(35頁頃〜)、アムネリスはパロ侵攻には参戦しないで、同時期にノスフェラスに向ったように書かれている。あれ?パロ攻めの総司令官ってアムネリスじゃなかったの?アムネリスはパロを占領後、新たな指令としてノスフェラス行きを命じられていたのかと思っていたけど・・・

1999/11/16