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豹頭王の誕生 グインサー70
豹頭王の誕生
―PANTHERKING PROCLAIMED―

ケイロニアに戻ってきたグインは、シルヴィアと結婚し、ケイロニア王・大元帥の称号を得た。
ナリスに起因するパロ情勢、イシュトヴァーンに起因するゴーラの内紛の懸念もあり、結婚及び称号授与の式典は、各国の使節らを招くこともなく、早急にケイロニア内部だけで執り行われた。
しかし、十二選帝公、十二神将が揃った式典は盛大なものとなり、同時に発表されたオクタヴィアとマリニアの存在は多いに国民を喜ばせたのだった。

一方、パロでは、クリスタルに戻ったナリスが秘密裏に同胞を集め、反乱の意志を明らかにしていた。

そして、モンゴール。アムネリスを幽閉し、トーラスを制圧したイシュトヴァーンだったが、思うように制圧後の処理がうまくいかずに焦りを隠せないでいた。
そのイシュトヴァーンの前に現れた少女アリサ。アリサは、イシュトヴァーン告発の原因となったフェルドリックの娘であった。彼女はイシュトヴァーンを暗殺しようとするが、あえなく失敗。そして、イシュトヴァーンは、ミロクの教えを説くアリサの存在が気になりだしていた。

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グインの結婚式がわずか1/4巻程度で終わってしまった(^^;)ナリスなんか2巻も費やしたというのに・・・
んでもイシュトヴァーン、多重人格者だったとは!ってなんだかなぁ。強引に辻褄を合わせてきていないか?
どうも登場人物はなにも成長はしていないようだ。
イシュトヴァーンは、王になって、王としての資質を見に付けてきているのかと思いきや、周囲の状況に合わせて人格が変わっているだけだし、ヴァレリウスの見るところナリスも昔と変わっていない(187頁)、グインはやっぱりグインだし・・・
グインサーガ、実は、人間はそう簡単には変わらない、って話なのかも?

2000/02/13