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嵐の獅子たち

グインサーガ83
嵐の獅子たち
―WARRIORS IN THE WHIRLWIND―

クリスタルパレスを脱出したグインは、自らが組織した「竜の歯部隊」、さらに、騎士団1万を率いてグインの後を追ってきた金犬将軍ゼノンに合流。
リンダをナリスの元に送り届けるべく、一路カレニアを目指すのだった。

一方、ダーナムにおけるナリス軍とレムス軍の衝突は、イシュトヴァーン率いるゴーラ軍3万がナリス軍に加勢することでナリス側の勝利に終わる。
しかし、クリスタルパレス近郊では、カラヴィア騎士団が、アドリアン子爵の解放を求めて新たな戦端を開いていた。

ダーナムでの勝利により、カレニア政府を援助するというゴーラの立場を明らかにしたイシュトヴァーンだったが、カレニア政府からの支援要請はない。
ナリスとは「運命共同体」ではなかったのか。ナリスと2人でパロを、中原を統治していく予定ではなかったのか。
カレニアまであとわずかの距離にある町シランまで進軍してくるイシュトヴァーンだったが、孤立感を強めるだけだった。
そんなとき、スカール率いる草原の騎馬軍団が急襲する。
スカールとイシュトヴァーンの一騎打ちは熾烈を極めるが、力が一歩及ばなかったイシュトヴァーンは、崖下の川へと身を投じる。
止めを刺すべくイシュトヴァーンを追走しようとしたスカールを止めたのはヴァレリウスだった。
ヴァレリウスは説く。カレニア領内でイシュトヴァーンを殺すことは、ゴーラを敵に回すだけであると・・・
イシュトヴァーンを追走する機会を失ったスカールは、カレニア政府に完全に決別を告げ、去っていくのだった。
そして、一命を取り留めたイシュトヴァーンの前にヤンダル・ゾックが現れる。
ヤンダル・ゾックは、レムスとアモンへ協力するようにイシュトヴァーンの頭の中に強く念じかけてくる。
抵抗を試みるイシュトヴァーンだったが、次第に意識が薄れ、ヤンダル・ゾックに連れられて姿を消すのだった。

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グインサーガのゲーム作ったら、スカールはイシュトヴァーンよりも強くなるんだろうなぁ・・・とりあえずスカールの2戦2勝。

んで、イシュトヴァーンがどんどん嫌われ役になっていく。
グインも結構非道いこと言うねぇ。
「俺はイシュトヴァーンとは、何があろうともはや決して手を組んでともに敵にあたることはないだろう」
「(中略)裏切られないためには、裏切る可能性のある相手を信じないことだ。・・・・・・イシュトヴァーンは、どのような相手をでも裏切る可能性も持っている、それはこれまでの彼の行動が証明している」(P.71)
って、イシュトヴァーンが土下座してグインに一緒に来てくれと頼んだとき(18巻「サイロンの悪霊」)、一緒に行ってあげればイシュトヴァーンのその後だって変わっていたかもしれないじゃん・・・
大体、グインはこんなところでパロにかかわっていて良いのか?キタイじゃリーリンレンががんばっているみたいだけど、ケイロニアの軍団率いて応援に行くという約束はどうなったんだ?
パロがどうこうよりも、中原全体が、キタイの侵略が心配なんでしょう?そのために愛する(?)シルヴィアを置いてきたんでしょう?
だったら、リーリンレンに協力して、ヤンダル・ゾックの本拠地を狙ったほうが確実なんじゃないの?
・・・結局はリンダに惚れているということか・・・

んで、ヴァレリウス。スカールを止めないほうが良かったんじゃないのか。
イシュトヴァーンがスカールに殺されたからといって、今のゴーラがすぐにカレニアに押し寄せてくるとは思えないんだけど・・・

んで、イシュトヴァーンはヤンダルに操られちゃうのか。何をやろうが魔道に操られていたんだから仕方ない、そうなっていくのか。

2002/02/10更新