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恐怖の霧

グインサーガ90
恐怖の霧
―A MENACING MIST―

クリスタルへと軍を進めるケイロニア軍は、アモンの幻術によって味方を敵と見誤り、同士討ちを始めるが、グインがスナフキンの剣で霧を断ち切ると、幻術が解かれ、窮地を脱する。
その夜、魔道への対処に戸惑いを見せるグインを闇が包むと、突如シルヴィアが姿を現し、彼女を置いてケイロニアを後にしたグインを攻める。
狼狽するグインだったが、魔道を断ち切るがごとくスナフキンの剣を向けると、シルヴィアは驚愕、激昂して姿を消す。
そこへアモンが姿を現し、この場が魔道によって作り出された異空間であり、今しがた再会したシルヴィアは本物であったことを告げる。
強大な魔道の力でグインを威圧するアモンだったが、心を許したと思わせたグインの素振りに油断し、近づいたところをスナフキンの剣で両断される。
アモンは死ぬことはなかったが、体を切断されたことで、思うように力が発揮できないことは事実だった。彼は油断したことを悔いて、退却する。
異空間からの脱出方法を思案するグインを救ったのは、ヴァレリウスだった。
だが、ケイロニア軍およそ2万が、アモンの魔道の前に大きな被害をこうむっていた。
「夢の回廊」と呼ばれるこの魔道は、本人が最も恐れるものを夢に出現させ、恐慌状態に陥らせるなど、人間の精神に大きな被害を与えるものだったのだ。そして、昼間の霧には、「夢の回廊」の効果を最大限に引き出すための秘術が施されていたのだ。
ヴァレリウスなど、駆けつけた魔道士部隊によってケイロニア軍は体制を取り直すが、2万もの人間に同時に魔道を仕掛けるアモンの力は大きな脅威であった。
そこへ、<闇の司祭>グラチウスが現れ、協力を申し出る。
過去にいく度かの因縁あるグラチウスだったが、異界の力を恐れる様子に偽りはないと見たグインは、協力を受け入れる。グラチウスの魔道の力にも期待できる。
協議の結果、肉体に大きな損傷を受け、アモンの力が弱まっている今こそ好機と、クリスタル侵攻が決定される。
ついにクリスタル・パレスを見下ろす地点へとやってきたケイロニア軍だったが、クリスタル・パレスには幾重にも結界が張られ、斥候も偵察に出た魔道士たちも戻ることがなく、グラチウスが偵察へ向かう。
そこへ、巨大な人間の生首が空から降ってくるのだった。

■■■

さて、シルヴィアへ剣を向けたグイン。これで彼らの不仲は決定されるのか。
んで、アモンの誕生をレムスが国民に発表したのが約3ヶ月前と記述があった(P.210)。
これは、ナリスがジェニュアを脱出して、服毒自殺説を流布した時期と思われる。このときリンダが天蓋つきのベッドに横たわるアルミナと黒い渦(アモン)を目にしているからだ(76巻)。
そして、グインがクリスタル・パレスに単身忍び込んで、リンダを救出(82巻)したのがそれから2ヵ月後、つまり1ヶ月前だったらしい。

んで、アモン。なんだかんだでおしゃべりだよね。
ってゆうか、グインがシルヴィアに剣向けた後、ひょこひょこ出てこなけりゃいいのに。
全部私の魔道です、って言って回らなくてもいいじゃん。
ってゆうか、すぐに出てこないで、グインをしばらく不安にさせておいてから出てくればいいじゃん。
アドリアンがまだ生きていることもばらしちゃうし。こうゆうのは黙っておいたほうが有利だと思うけどな。
そんでね、去り際、夢の回廊から脱出する方法を悩むグインに、「自分でなんとか出られるまで、永久にその闇の迷路をさまよっているがいいよ」とかなんとかいうから、グインはどうやって夢の回廊から脱出するんだろうって思っていたわけですよ。
必殺万能呪文「アウラ」か!とか。
そしたらヴァレリウスに起こされて、「おお、ヴァレリウス」だって・・・

さぁ、問題です。
第1問!最後に落ちてきた首は誰のものでしょう?
うーん、レムス?だったらすごいよね。
って、びっくりするほど巨大な生首って、魔道臭いじゃん・・・って、そんなでかい顔の奴いたか?いた!アグリッパ!

第2問!前巻ではりきってクリスタルへ向かったゴーラ軍、イシュトヴァーンはどこへ?
・・・まさか生首は・・・
ってゆうか、ちゃっかりゴーラへ帰ってたりして・・・話違うじゃん!

2003/06/14更新