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熱砂の放浪者

グインサーガ93
熱砂の放浪者
―THE PLUTONIAN PILGRIMAGE―

グインが古代機械に転送されてやってきたのはノスフェラスだった。グイン自身が望んだ転送先だったが、一緒に転送されてきたはずのアモンの姿はない。
「暑ぃー、のど渇いたーっ」
どこまでも広がる熱砂の中で、自分がどこにいるのかもわからず途方にくれるグインを救ったのは、<<闇の司祭>>グラチウスだった。
グラチウスの魔道によって現れた船(白鳥の船首付き)に乗って、ノスフェラスの秘密を探るべくグル・ヌーへと向かうグイン(アモンはどうすんだよ、目的変わってんじゃん)。
しかし、グル・ヌーの中心は、グラチウスの魔道をもってしても近寄ることが困難な場所だった。
「わしだって怖いんじゃぁー」
そこへ、入寂したはずの<<北の賢者>>ロカンドラスが現れて、グル・ヌーの中心に眠る星船へとグインをいざなう。
「本船ヘノオイデヲ歓迎シマス」
見たこともないビックリドッキリメカに案内されるまま、星船の中を進むグイン。まずは星船のどこへ行くかを悩むグインの前に、聞き覚えのある声が響いた!
「まず、ここにくることだな」
「誰だ?」ロカンドラスが顔色を変えて叫ぶ。
「いたな」とグイン。
それはアモンの声だった。

■■■

外伝になるかと思っていたグインとアモンの話だけど、本編でやるらしい。このエピソードの最後が100巻「豹頭王の花嫁」?
でも、もう100巻のタイトルも「豹頭王の花嫁」じゃないのかもなぁ。なんとかそのぐらい守って欲しいんだけど。

んで、今回の最大の謎。
ノスフェラスへの転送は、グインの意思だったらしい。だとしたら、グインはアモンをノスフェラスにつれてきてどうしようとしたんだろう・・・
ノスフェラスへつれてきちゃえば、アモンの脅威は中原から去る、アモンはもうパロには帰れないと思ったのだろうか?
まぁ確かに一時的にはアモンはパロから姿を消すだろうけど・・・次巻で明らかに?

ほんで、グイン。グラチウスが出てこなけりゃ、「くぐつ使いのアブラヒム」とかいう魔道師にだまされて軟禁されちゃうところだったけど、どうなのさ。意志弱くなってる?って、それはそれで読んでみたい気もするが。

グラチウスの話によれば、グインにとっては転送されてきてから半日程度しか過ぎていないんだけど、パロではずいぶんと時間が流れたらしいのだ。実際にどのくらいの差があるのかわからないけど、これが92巻の最後に書かれた1か月だとしたら大変だ。
というか、古代機械による移動って一瞬じゃないじゃん・・・パロからノスフェラス程度ですごい時間かかるじゃん・・・
パロ(クリスタル)からルードの森までは一瞬っぽかったんだけどなぁ。

んで、ロカンドラスの魔力にはビックリだ。というか、グインをグインの意思に関係なく操って、指先から青白い炎(ビーム?)出したよ。
なんかグインは簡単に操られちゃったんだけどいいのか?そんなにすごいのか、ロカンドラス。

さて、ロカンドラスに出会い、星船へとやってきてしまったグイン。平気の平左で星船の中を進んでいるが、このままだとスカールの存在意義が危ぶまれる。って、彼はノスフェラスの星船に関して、重要な秘密をロカンドラスから教わっているはずなんだけど。

あと、どうやらグインは原子力装置かなんかを体内に持っているらしいよ。グインは微量ながら放射能を発しながら動いているらしいんだな・・・

2004/02/16