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豹頭王の行方

グインサーガ96
豹頭王の行方
―PALINGENESIS OF THE PANTHER-KING―

ケイロニアとの国境近いパロ北部の小さな町シュクでは、リンダ、ヴァレリウス、ヨナと、ケイロニアのランゴバルド選帝侯ハゾスとの間で、マリウスの処遇を検討すべく会談が設けられる。
リンダの美貌に魅せられるハゾス。
パロ、ケイロニアともに、マリウスの性格と処遇については困惑していることを確認して会談の1日目は終わる。
そして、晩餐の席に闇の司祭グラチウスが現れ、ノスフェラスで起こっている異常事態について語るのだった。
それは、グインと共にいたが置き去りにされたこと、グル・ヌーから炎の玉が飛び立ちグル・ヌーが消失したこと、その後、急速にノスフェラスの環境が変化していること、さらに、発見されたグインの記憶がないことなどであった。
ハゾスは、ケイロニアに戻ってアキレウスにそれらの事柄を報告し、すぐにでもグイン救出のためにノスフェラスへ向かうことを決める。
リンダは、ハゾスに付いて共にグイン救出へ向かうことをヴァレリウスに命じるのだった。

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会談が行われたのが、ナリスの死から2か月後であったことがわかった(p.62)。
んで、グインの行方がわかったことで、マリウスの処遇は保留になったようだ・・・
マリウスの問題は些細なこと、グインさえ無事ならば何もかも何とかしてくれるだろう、ということらしい。
まずは当人が好きなようにすればいい(p.254)、って何のための会談だったのだか・・・

グル・ヌーは大きな火の玉となって飛び立ったらしいけど(グラチウス談。p.170)、中原の誰も目撃していないのは不思議。
グル・ヌーこと星舟はかなり大きいのだと思うけど、それが飛び立ったら、中原のどこかから、ノスフェラスの方向になんか見えるのではないだろうか?うーん、見えないか・・・謎。

んで、リンダは女王として正式に即位することを決意した。レムスは廃位するんだって。

2004/08/16更新