グインサーガ101
北の豹、南の鷹
―NORTHERN NOMAD, SOUTHERN SWORDMAN―
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死霊の群れに襲われたグインは、スカールによって助けられた。
スカールは、パロを目指すというグインに随行することを決め、森を抜けることに成功する。
そこへ、グインを追ってきたゴーラ軍が現れる。
宿敵イシュトヴァーンに立ち向かうスカールだが、病に冒されたスカールの不利と見たグインは、2人の戦いに割って入り、イシュトヴァーンを突き刺した。
撤退始めるゴーラ軍。
だが、グインはイシュトヴァーンに止めを刺してはいなかった。
イシュトヴァーンには止めを刺さず、ケイロニアには帰りたくないというグインに、何をしたいのかと問いただすスカールに対し、グインは記憶を失っていることを明かす。
そんなとき、先ほどの戦いで倒れた者たちが立ち上がって襲いかかってきた。
火で撃退しながらも、魔道の仕業と見切ったグインは、グラチウスを呼び出す。
古くからの予言にある「北の豹と南の鷹の会合」に感慨深い様子のグラチウスだったが、グインの記憶がないためなのか、なにごとも起こらない。
懸念がるグラチウスの前で、発作を起こすスカール。スカールは、グラチウスの調合する薬によって生きながらえているのだった。
グラチウスはスカールに薬を与えて消え去り、パロへの旅が再会される。
ただ、先ほど死霊と戦ったときの火が原因なのか、いつしか山火事が発生し、パロとは反対方向の北へ向かうことになるのだった。
一方、その山火事の明かりを遠くからながめる一団があった。
それはグインを捜索するケイロニアの一隊だった。
その中にあるヴァレリウスは、ひたすら歌い続けるマリウスに、亡きナリスと同じ、パロ王家の孤高な魂を見出すのだった。
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いやぁ、ようやくグインとスカールが出会いました。だからなんだってゆう巻です･･････
グインとスカールが出会ったら、伏線のひとつも明かされるんだろうなぁと期待していたんだけど、普段の巻となんも変わりませんでした。
グインもスカールもよくしゃべります。
グインの記憶喪失も、ときどき意味深な発言をさせる、都合の良い設定にしか思えません。
前巻の感想のときに書いたんだけど、
> ハンドブック3巻の質問100の中でこー言ってます。
>
> Q13 グインサーガを書いていて、予定していなかったのに起こった、もっとも予想外の出来事はなんですか？
> A13 百一巻のアレ（爆）
>
> Q37 気に入っているシーンは？
> A37 百一巻のあそこ。
>
> 101巻のアレとあそこ。たいしたことない方に100カノッサ。
当たったー、たいしたことなかったー。
ってゆうか、「もっとも予想外の出来事」や「気に入っているシーン」がどこのことを言っているのかわかりません･･････
「予想外の出来事」は、グインがイシュトヴァーンを刺したこと？それともスカールとグインが会ったこと自体？いやいや、2人が会うときに、グインが記憶喪失だったこと？んー、北の豹グインと南の鷹スカールが出会ったのに何も起こらないってことか･･････？？？
じゃぁ、気に入っているシーンは･･････やっぱグインがイシュトヴァーンを刺したところ？いや、マリウスが歌っているところかなぁ。
なんかわかんねぇ。
これまでの100巻の中には、もっと予想外の出来事や気に入っているシーンがありそうなんだけど。
んでスカール。
リーファの敵を討つためだけに生きているって言ってるなら、グインのお供してないで、イシュトヴァーンに止め刺しに行ったほうが良いんじゃない？
んで騎馬の民。人数減ったねぇ。83巻「嵐の獅子たち」のときは1万前後って書いてった。それが今回は90人ですよ！
1年は経っていないと思うんだけど、どこまでも太子さまについていきますってゆって付いてきた連中が、月平均にして1000人ぐらい減っていくってどうなの。
ほんで、スカールは、みんなから長って呼ばれているらしい。「俺の部の民は、俺のことを、長、と呼んでいる」（p.77）
その数行あと、伝達に現れた男いわく「スカールさま！」
･･････呼ばれてないじゃん･･････ほとんど「スカールさま」か「太子さま」じゃん！
スカールとイシュトヴァーンの対決のときに、駆け寄ってきた1人のまだ若い騎馬の民とやらが、「スカールさま！長！」（p.169）って言ってるぐらいなんですけど･･････
んで、リギアってどーなってるんだっけ？
えーと、グイン。
ケイロニアに帰らない理由を説明するシーン（p.237）。
ひとつは、記憶喪失の姿を知人に見せたくないからだそうだ。そんで、もうひとつ理由があるらしいんだけど、言おうとしたところでゾンビーに襲われちゃって語られなかった。リンダって女に会いたいってことなんだろうな。
さて、次の巻は「火の山」ってタイトルです。今回の火事が大きなことになっちゃうんだろうけど、燃え広がる前に誰も気づかなかったのかなぁ。騎馬の民ってそうゆうの敏感そうなんだけど。
ってゆうか、洞窟で休んでいたグインたち。グラチウスとの会話も洞窟の中だったと思うんだけど、いつ外に出たのか謎。
グラチウスが去り、さぁ出発ってときに、燃え広がる炎が見えるわけだけど、洞窟の中から見ていたのかな？
なんか描写的には、しばらく進んだ後、振り返ると炎が見えるって感じだよね。いつ出発したんだ？
200/05/20更新