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もう一つの王国 グインサーガ113
もう一つの王国
―THE UNKNOWN UNDERWORLD―

全身を鎧で固めたガンダルと対面したグンドことグインは、拳闘会でガンダルと戦うことに意義を見出せない。
弱音を吐いて試合を避けようとするが、並外れた身体能力をガンダルに看過され、結局試合に出ることになる。
その後、グインは紅鶴城内で迷い、いつしか別世界へと足を踏み入れてしまう。
そこには、かつて、若くして命を落としたユーリ・タイ・リー公子の幽霊が待っていた。
スナフキンの剣とユーライカの瑠璃の力で現実世界に戻ってきたグインは、地下へ通じる抜け穴を発見。
地下世界は、ワニと半魚人の巣窟だった。
半魚人たちと無駄に戦う意思のないグインは、ケイロニア王であることを明かし、説得を試みる。
すると、そこへマーロールが現れる。マーロールは、この地下世界こそ自らの王国だと主張し、グインを地下の王宮へと案内するのだった。

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■ガンダル
強さを維持するために男の肉を食うそうだ。女の肉は食わないんだって。
女の肉には、男を軟弱にする「女のもと」が入っているんだって。なんだよそれ。(p.73)

■ユーリ・タイ・リー
それはまだ、せいぜいいって十五、六歳だろうかと思われる、かなり――いや、とても美しい少年で――おかっぱに額の上で切りそろえ、さらに首のちょうど肩の線あたりで切りそろえた艶やかな黒髪をもち、そして繊細な細い顎と白鳥のような首の線、そして誘うような赤い濡れた唇と、そして大きな艶やかな夜の色の瞳をもつ、身分の高そうな童子であった。(p.132)
そして、そして、そしてって……しつこい。んで、またこんなの出てきたよ、と思ったら、儚げな(笑)身の上話をして退散。出てきた理由がわからない……外伝でいいじゃん。

■マーロール
どうやら人間らしい。タイス伯爵の愛妾の子供で、母親の胎内にいたときに、母親が、伯爵夫人によって水牢へと落とされたんだそうです。
妖怪か何かかと思ってた。

■グイン
もう自分がケイロニア王であることを確信しているわけだよね。
111巻ガドスとの戦いのときに、何もかも思い出したみたいになってたと思うんだけどなのになんでパロに行くんだっけ?

■発刊から1か月。ようやく読んだ。すでに114巻も出ていたりする。

2007/6/11更新