By と till
の使い分けで、迷ったことはありませんか?何度覚えても混乱してしまうとかでお悩みの方は、期待してお読み下さい。
一度覚えたら、一生ものです(たぶん)。
まず日本語訳を覚える。
「まで」と「までに」です。
次に、「まで」と「までに」の違いに注目します。
違いは「に」にあります。「に」があるかないかです。
(分けわかんないって?まあまあ、そう焦らずに。)
今度は、「by」と「till」を比べて、どちらが「2っぽいか」考えます。
(こじつけっぽくないかって?気にしない、気にしない。)
「by」は、音的に /baI/ なので、bilingual や binary の「bi」 と同じで、2っぽい。
あるいは、文字数を数えてみる。「by」は2文字、「till」は 4文字。
カナでやってみても、「バイ」で2文字、「ティル」は3文字。
やっぱり、「by」の方が、「2っぽい」に決定!
(「おやじギャグっぽくってすいませんです」です。)
これで、訳は、
by までに
till まで
に決定。
ここで、おまけをひとつ。「till」は「until」の省略形。「unntil」の方が、フォーマル。
これを先ほどの訳に加えて、
by までに
until / till まで
に決定。
しか~し、とっさに、「まで」と「までに」の違いがわから~んということもある。
わたしたちは、日本語ネイティブなので、通常は、訳を覚えれば、意味はOKである。
しか~し、しかしである。英語モードのときは、頭に負荷かが掛かっていて、日本語の微妙なニュアンスまで、想いが至らないことがある。これが、by と till の訳を覚えても、なかなか定着しない理由ではないかと思う。
それで、意味も覚えておこう。
「期限」と「期間」である。
さて、ここで、またまた、「by」と「till」を比べて、どちらが「期限」っぽくて、どちらが「期間」っぽいか考えてみよう!
まず、何度も唱えてみよう。
「ばい ばい ばい ・・・・」
「てぃる てぃる てぃる てぃる ・・・・」
「きかん きかん きかん ・・・・」
「きげん きげん きげん ・・・・」
「ばい」「てぃる」と「きかん」「きげん」をよく見ると、「ばい」と「きげん」には濁音がある、「てぃる」と「きかん」には、濁音がない。それぞれが、ペアっぽいということで、
by 期限
until / till 期間
に決定!
あわせると、
by までに 期限
until / till まで 期間
で決まり!
これでも、イメージが湧かないという人のために、最後に、トドメの一発を。
期限は、提出期限をイメージする。いついつまでに出さなきゃ。つまり、こちらは、期限までなら、いつ出してもいい訳よ。
逆に、期間の場合は、「滞在期間」や「開催期間」をイメージしてみる。「お昼まで、家にいるよ」といったのに、11時に家に行っていなかったら、怒れるよな。また、バーゲンは、土曜日までですって宣伝してて、金曜日に行っ て、バーゲンやってなかったら、こりゃ、キレたくもなるわな。「期間」といったら、ある状態が、ずっと継続しているイメージよ。そこんところ、よろしくっ!!
最後に、表で決めっ!
単語 | 訳 | 意味 | 補助イメージ |
by | までに | 期限 | 提出期限 = いついつまでに出さなきゃ |
until / till | まで | 期間 | 滞在期間 = ○○までなら××にいるよ(継続) |