迷走録 2003年1月

 

平成15年1月26日

英語の勉強は停滞気味です。新しく始めたことは、やっとワールドビデオを購入したので、ロンドンで Glen McCready 先生がわたしの練習用に撮影してくださった発音ビデオを見ての練習くらいです。PALで撮ってあったので普通のビデオデッキでは見ることができないので、ワールドビデオの購入と相成りました。

Glen McCready 先生は、STAR TEK (http://www.startek-uk.com/)という学校の先生です。先生は、シェイクスピアの劇を中心に劇場に出演し、映画やTVにもでているそうです。 http://www.voicesquad.com/VSmale.html には、Glen 先生の写真と音声があります。写真のとおり実物もハンサムでした。まあ、同性でもハンサムに越したことはないですな。発音の練習は口の形等しっかり見なくてはいけないので、目障りじゃない方がいいという意味で。でも、逆に美女だったら見とれてしまって、発音の練習に力が入らないかも?

来週は、ビデオを使用した感想でもUPしようかなと思っています。

 

平成15年1月19日

にゃうら〜れ さんとのメールのやりとりをupしました。やりとりしたなかで、このHP向きのところをまとめて今回一挙掲載の運びとなりました。今一仕事終えてほっとしています。

今までにも、いくつかまとめたいメールのやりとりがあったけど、いろいろな事情でボツになっています。時期を逃してしまったのでまとめることはないと思いますが、印象に残っているものだけ書いてみます。えみーるさんと「イギリス英語の部屋」の内容についてのやりとりは、このHPの読者の参考になると思ったのですが、発音記号の表示のさせ方がわからなくてもたもたしているうちに時期を逃してしまいました。いつかえみーるさんのページの「発音の違い−英国式をマスターしましょ」の続編というか上級編というようなものを作ってみたいという気持ちだけはあります。気持ちだけですが、・・・。

他にも、相互リンクの no frills さん・ kujila(nat)さん・りおさんともリンク成立前後に興味深いやりとりがあったのですが、日々の生活に流されてしまって今に至っています。やはり勢いというものも大切ですね。

昨日も師匠のレッスンを受けました。今回は、特にどうということはなかったな。前回使おうとしてでてこなかった、Sorry to butt in. というフレーズを使えたのが成果といえば成果かな?前回は interrupt を使いましたが、butt in がでてこなくて自分としてはくやしかったので、今回はその点では満足。

次回の師匠のレッスンは、早くて2月8日なので、それまでに発音・イントネーションの練習をして、師匠の度肝を抜いてやりたい。でも、実際の会話は総合力だからなあ〜。(弱気になってどうする、自分!)どんなちいさなことでもいいから一度鼻をあかしてやりたい。

 

平成15年1月13日

ロンドンから帰ってからの師匠のレッスンを調べてみると、9月28日、10月12日、11月9日、11月23日、1月11日と意外に少なかったです。月に2回程度受けたいとは思っているのですが、なかなかできません。9月28日は、しつこく聞いて「とてもクリアーになった、しかも流暢になった」というコメントをもらいましたが、10月12日は、話すことがありすぎて、発音について尋ねていません。11月9日は、自分でも発音(イントネーション・流暢さ含む)のレベルが下がっていたのがわかっていたし、師匠が間接的にそういっていたのでこちらからは聞いていません。11月23日には、、『それでも今回の渡英以前よりは、ずっといい。』・『今回の結果は残念だったが、そう落胆するな。英語を実際に使う機会が全くないにしては、よくやっている。』といわれた後、終わりがけに流暢に話すコツに気付いて時間切れ。そして、1月11日には、『今は帰国時のレベルにもどる half way 地点』というコメントをもらいました。

1月11日は、「流暢に話すコツ」は使っていません。いちいちリズムを頭の中に思い浮かべてから口に出していては、会話(のやりとりの)リズムが狂ってしまうからです。個々の発音のように実際の会話のときは、リズムについてもいちいち気にしなくてもできるようにしなければと思っています。

個々の発音については、練習時と実際に使用するときのギャップが小さくなり、大きな不満はないのですが、リズムとイントネーションについては、練習時にこれならまあまあかなというのがときどき出るくらいです。

会話で流暢に話そうとすれば、当然発音以外の要素も絡んできます。そちらについても一応心がけて訓練するようにしています。もう少し成果を実感したら、わたしのHPにアップしてみようかなと思っています。

 

平成15年1月12日

オーストラリアのキーキーさんからメールをいただきました。こちらでは英国のテレビドラマの放送はほとんどないので、うらやましく思いました。メールを読んで「恋におちたシェイクスピア(Shakespeare in love)」のDVDを買ってしまいました。前から見ようとは思っていたのですが、なんとなく購入していなかったので、思い切って買うきっかけになりました。

昨日は今年初の師匠のレッスンでした。例に漏れず師匠に発音等についての印象を聞いてみました。発音については、ずっとレベルをキープしてはいるが、最近は上達しているとは思えないと厳しいお言葉をいただきました。Intonation と fluency については、ロンドンから帰ってから一旦レベルが下がっていたが、今は帰国時のレベルにもどる half way の地点だといわれました。しつこく聞くと手で宙にグラフを書いて説明してくれました。それをここで無理矢理数値化すれば「プリ・ロンドンを0、帰国直後を100とすれば、1か月ほどして20くらいまで下がり、それを師匠に指摘され発憤して訓練して徐々に元に戻り今は50・60くらいまでレベルアップ」したようです。

ふっふっふ、ほとんど英語を使うチャンスもないのにこの巻き返しはわれながらすごいと思うぜ。自分でもちょっとした達成感は味わいました。ふーっ。しかし、一度師匠の度肝を抜く程の上達をして、師匠がびっくりして思わずお褒めの言葉を漏らさずにはいられないほどの上達をしてみたい。でも、地道な努力ってなかなか続かないんだよなあ〜。今日はここまで(明日に続く、・・・と思う。)

 

平成15年1月5日

長いと思っていた正月休みも、もう終わりです。いろいろやろうと思っていたことがたくさんあったのに、ほとんどできませんでした。

それでも、ゆっくり休めたのは良いことだと思います。とりたてて何もせずに、だらだら過ごすのも、考えてみれば贅沢なすごしかたですね。勉強はやらない日もありましたが、全体の量で考えるとは平日の6〜7割分くらいでしょうか?仕事をしているときの方が、細切れの時間で一生懸命できるような気がします。どうも、生活のリズムが狂うといけません。

今週の土曜日には、今年初めての師匠のレッスンがあります。それまでに、いつものリズムを取り戻しておかなければ!

 

平成15年1月1日

今日は午前10時に Virgin Radio New Year のカウント・ダウンを聞きました。(数分だけですが、・・・。)つまらないので、BBCに換えましたが、少し楽に聞き取れるようになっていました。この数か月 TeLL me More と語彙を増やすための勉強しかしていませんが、一度は衰えたリスニングが、再び少し復活していました。去年のイギリスにいたときの最後のころ程は聞こえませんが、少し慣れかけたころと同程度には聞き取れました。

最近実行しているのは、しばらく使わなくても実力が衰えにくい学習がないかと心がけていることです。これは、ある程度は達成されつつあると思います。今年本格的に実験してみようと思っているのが、発音練習以外に少ない努力で効率よく実力をアップさせる方法はないかということです。しかも、しばらく使わなくても実力が衰えにくいという条件を満たしてです。

この研究方針には、ひとつキーワードがあって、それは、パレト分析といいます。あるものが成立しているときに、そのたくさんの要因のなかで数個だけ用いることで、7・8割の効果をあげるものを探すというものです。このパレト分析というものは、むかし読んだ本にでてきたのですが、その粗筋は、ある技術屋がひょんなことから、ひとりの老人から予知能力の修得のための修行方を授かり、疑いながらも予知能力の修得に励むというものです。フィクションか実話かは別にして、読み物としてはおもしろかったです。もう少し詳しく書くと、その技術屋は、がちがちの科学万能思考の人でしたが、ある老人の予知能力に魅せらたことから、予知能力の存在を疑いながらも分析を重ねて、ついにはその老人のもとで修行して予知能力を得るというものです。そのときに使った分析がパレト分析というものです。

わたしは、いろいろ探してみたのですが、パレト分析というものは、この本でしか見たことがありません。ただ経済学にパレート最適というものがあって、その概念がパレト分析に近いことは近いような気がします。

パレート最適は、簡単にいってしまうと、集団のなかで誰かの満足度を下げずして、もうこれ以上ほかの誰の満足度を上げることができない最適な状態をいいます。パレート最適に興味がなければ、本論に関係ありませんので、次の段落は飛ばして最後に進んでください。

例えばある集団にものすごくストレスがたまっている場合を想定します。ほぼ等しいストレスをもった20人がいるとします。各人のストレスの値を5とします。全体で100のストレスです。ひとりだけ弱そうで変なやつがいるとします。5人のひとは、いじめをすることでストレスが大きく解消できるとします。5人で1人をいじめると、5人のストレスは2になり、1人のストレスは10になるとします。すると全体のストレスは90になります。「最大多数の最大幸福」という功利主義的な考えを単純に適用すれば、1人をいじめた方がいいとなるかもしれませんが、パレート最適の考えでは、いじめられる1人の満足度が著しく低下していますので、最適解とはなりえません。

閑話休題。今回の英語の進歩について、自分が最近やっている学習をパレト分析風に分析してみると、あることに気が付きました。知らず知らずのうちにやっていたのですが、調子がいいようですので、しばらく続けてみます。


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