迷走録 2007年3月

 

平成19年3月5日
 

昨日、語彙習得と英検2次面接 引 対策の無料セミナーを受けてきました。1月の英検もTOEIC・IPも惨敗でした。まあ、ろくに準備もしなかったので当然といえば当然ですが、・・・。やはり、英検は長期展望を持って勉強していかないと無理かなと。特にボキャ。ボキャはほぼ平均点くらいですが、これがもし満点なら最低点で合格というところまできました。満点は無理だと思うけどボキャが満点に近いレベルに行けば、必然的に時間的な余裕ができ、読解の時間が増える。時間の余裕というのは、ボキャに使う時間が減る+長文で未知語を推測する時間が減ると言う計算から想定しています。ボキャは、試験が終わっても邪魔にならないので、やる価値があると思います。それに比べると、時事の知識なんて、はっきり言ってしまうとつまらないです。なので、時事は作文と2次面用に最低限やろうと思っています。ただし、作文やプレゼンの基本的フォーマットはあとで役に立つと思うので、まじめにやろうと思っています。基本的フォーマットとロジックで減点を減らしたいと思います。なんでも、今日のセミナーでは、時事的情報にも常に気を配っておいて、ファイリングしてデータを集めておくといいそうです。具体的数値を使うと説得力が高まるので、出来るだけ覚えた方がいいとのことです。まあ、そりゃそうでしょうが、自分的にはプライオリティー低いです。

試験に受かるという目標は大切ですが、本来自分の力を客観的に測定するところに試験を受ける価値があると思います。試験を機会に、自分の英語力の偏りをちょっとだけ直すのはいいことだと思いますが、なんで自分が英語をやるのかってところは忘れたくないですね。
 

 

平成19年3月11日
 

先週の語彙習得の無料セミナーを受けて感じたのですが、みんな(って、ほとんどの人がって意味ですが、・・・)意味を日本語で覚えているようですね。そして処理が早い。ボキャ・テストがありました。意味を日本語で書きます。60問。50問単語で、10問熟語。単語は10問ごとにレベルが上がっていく。1問4秒で解けと。合計4分。私は10問くらい時間がなくて問題が解けなかった。前の席の人は1問3秒くらいのペースで解いていたと思う。ページをめくる音のペースが速い人が結構いたように思う。

解答あわせを、参加者が当てられながらやっていったのだが、まあこれで参加者のレベルは大体わかる。全員で15人あまりだったので、上中下に分けると自分は上の5人に入ると思う。でも、スピードは中のグループだろうな。上のグループの人は、回転が速い。普段から日本語で覚えているのだろうな。セミナーも日本語だったし。

セミナー中にゲームがあった。そのゲームは、全員が立ち、「jury」に関係する単語(人に限定)を一人ずつ順番に言っていき、間違えたら座るというものでした。優勝者には、講師のオリジナル単語集とMD(単語集を録音したもの・2枚)がもらえた。講師は、競争心をかき立てるのがうまかった。こういうゲームは、師匠のクラスで鍛えられていたので苦手ではない。ただあまり乗る気になれなかったし、景品につられて必死になるのは格好良くないので、適当にやった。結果は、2番。「solicitor」で間違えておいた。

師匠のクラスでは「古今東西」という名前だった。師匠も英語名は知らないらしい。このゲームのストラテジー(方略)を書いてみる。先ず、一気に思いつく語を頭の中に思い描く。しかも、出来るだけたくさん!1語や2語思いついてもやめない。最初は、簡単な単語をざっとたくさん思い浮かべる。それで自分の番が来たら、簡単なみんなの知っていそうなものから言っていく。次にストックをためつつ、難しめの単語をさがす。折角探しても自分の番が来る前に誰かに言われてしまっては意味がない。そのためには、他の人が答えている間にも、ストックがあっても、どんどん探し続ける。なおかつ、OKの語と、灰色の語と、ちょっと違う語にわけてストックしておく。

最初は、余裕を持ちながら、他の人が思い浮かべそうな語を使ってできるだけ相手をたくさんつぶしておく。なるべくOKの語だけで勝負する。苦しいときは仕方ないので灰色の語も使う。じゃあ、ちょっと違う語はどういうときに使うかというかというと、負けるときに使うのである。あせって変な語を言ったり、黙ってしまうのも格好悪い。それで、「うーん、おしいけどちょっと違いますよ」といわれて終わるために使うのである。有終の美である。ゲームに真剣になっているように見えると恥ずかしい。しかし、裏では必死にやるのである。しかも、負け方も格好良く。ここまで気を配るのである。また、勝つときも、さりげなく、「あれ、知らないうちに勝ってしまいましたね」みたいな風を装うのである。これが、大将の英国流なのである。私の場合、今回は途中に「witness」なんて講師に「おお、いいですねぇ」なんて言われる語をさりげなく使ったりしたのである。でも、景品につられたように思われるのは嫌で、正直ゲームに没頭できなかった。途中で、人が減ってきたので、もう語彙を探すのを放棄した。前の方に立っていたので何人残っているかまでは分からなかった。ストックもつきたし、まあここらで座るかと思って「solicitor」といったわけである。そしたら、2番だったわけだ。

今回は、序論と言うことにして、ここまでで終了します。次回に続く(と思う)!


 

平成19年3月18日
 

前回、『今回は、序論と言うことにして、ここまでで終了します。次回に続く(と思う)!と書きましたが、何を書こうとしていたのか忘れました。まあ、大したことではなかったと思うんだけどね。

前回書いたとおり、単語の和訳はしっかり覚えている人が多い。自分は、大学受験と英検2級は単語の訳を覚えたので、そのレベルの単語の和訳はまあまあ覚えている。しかし、準1級以上は英英で理解したのでイメージでわかっても和訳はでてこないことがある。まだ、例文の方がいいやすいかな。

次の時間の英検面接セミナーで感じたのだけど、英語を話すときも、日本語から英語に訳している人が多いみたいでびっくりした。半数近くだったかな、まあ少なくとも3分の1くらいは準1級合格済みで1級目指すというのに不思議でした。でも、まじめそうな人が多かったから、そういう人たちは、きっと問題を予想してトピック別に模範解答を用意して受かるんだろうね。

面接対策で、沈黙を避け考える時間を作るためにつなぎの言葉を使うというテクニックの説明がありました。実際にどんな言葉がありますかと聞かれました。Well, と誰かが答えました。次に誰も答えない。他の問題では結構活発に答えていたので、本当に思い浮かばないんだろうと思います。そこで、間を見はからって Let me see. を挙げときました。ほかにも、How can I put it? も思い浮かびましたが、みなさん飽和状態のようだったので、私は沈黙を守りました。ふつう会話で使うんでないの?ふだん会話しないのかなと思いました。

それから、みなさん英語は難しい文章をフル回転で和訳しているか、黙ってしまうかが多かったように思えました。自分は、たまたま英語で答えるのには当てられなかったので英語で発言はしませんでしたが、・・・。自分は会話では、名詞と形容詞は難しいのも使いますが、文型は簡単な物しか使いませんし(使えないだけだけど)、動詞は難しいのは使いません。副詞もあまり難しいのは使いません。しかし、つなぎの言葉は、いろいろ使います。

話の内容が簡単なら、簡単に話せばいいと思う。英検1級は、それでは受からないと思うけど、・・・。でも、実際の会話が、高速和文英訳と沈黙だけでは味気ないと思います。訥々とした英語でも、ネイティブが仕事でなく本当に興味を持てば辛抱強く聞いてくれます。聞いてくれると言うよりも、もっと知りたくていろいろ質問してきます。こちらの答えがあいまいだと、こちらの意を汲もうとして、こういう意味ですかなどと熱心に聞いてきます。まあ、会話はテクニックも大切ですが、肝心の内容がないようではお話になりませんな。(完)


 

平成19年3月25日
 

今日は、TOEICを受けてきた。一応、自分としてはまあまあのできかな。リーディングは読まずにマークというのはなかったし。リスニングは、まだ波があるけど、以前よりはよく聞こえるようになった。内容になじみがないとまだ少しつらいかな。対策は昨日と今日英語を聞く。会場にも少し早く行って、コンビニ弁当食べながら、TOEICリスニング対策の問題を20分くらい聞いた。

リスニングについては、21日に3時間連続(昼食のブレイクはあり)のプライベートレッスンを受けた影響も大きいと思う。1コマ目の終わり近くから、ぼちぼち話しやすくなってきた。1コマ目は、昨年のプレゼンの報告と、さらに自分でリバイズした文章について意見を聞いて、変更がOKのところだけ読み上げてもらった(一箇所を除いて変更はOKで、その一箇所も間違いではなかった)。これは編集してひたすら聞いて暗唱しようと思う。

次の2コマは、発音1DAYコースの先生にお願いしました。母音はOK。ただしシュワ/ə/ を余分に入れることあり。<-cal>は*/-kəl/ではなくて/-kl/にするよう直されました。辞書によると*/-kəl/と発音する人もいるようだが、私の直された*/-kəl/は違うのかも知れない。もしかしたらの*/-kəl/は*/-kʌl/だったのかも知れませんね。つまり強過ぎぎたと。他にもシュワ/ə/ は前回と同じタイプの間違いもしてました(<-ment>を/-mənt/でなく*/-ment/にしてしまう綴り字に引きずられるパターン)。子音もだいたいOKでした。/s/ vs. /ʃ/ や /l/ vs. /r/ の難しい訓練ではときどき直されましたが、大きな問題はないとのことでした。8時間分のコースのテキストを2時間で終了しました。ごく一部を除きほぼ全部やりました。おそらくコースでも時間配分等で多少は省略することもあると思うし、自分の場合だいたいできているので、2時間で最後までやるように調整してくれたのだと思う。

発音は、レッスンの途中で、イギリスですごく聞けたときに近いレベルになりました(今までもときどき復活するけどもどってしまう)。そしておそらく、発音の自習レッスン方法がほぼ完成したと思います。母音は、すでに完成していて師匠にチェックしてもらっていたました。たぶん、それが楽に出来るようになってふだんの発音に定着していたので、母音はレッスンの最初からOKだったのだと思います。帰りにの電車の中で、子音についても具体的練習方法が完成しました。そしたら、聞き取りのアップしたレベルがもとの低いレベルに戻りにくいようになったと思います。イントネーションの練習方法も一応に完成済みなので、まあ、自分にとっては画期的な練習方法の枠組みがそろったということになります。あとは、練習あるのみですな。

 

 

 

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