スズムシの交尾 (こうび) 耳・触覚・複眼
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写真・左は、「リリー・リリー」と鳴く、美しい音色(ねいろ)に さそわれた♀。 写真・右は、♂は「前ばね」のつけねにある誘引腺から出る性フェロモン(におい)で♀をさそいます。 その♂の背に乗る♀。 ♂が♀に背を向けて鳴くのは、そのためでもあります。 |
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♀が♂を気に入ると、お嫁さんになります。 なかには、♂を気に入らない♀は、そっぽを向いてカップルになりません。 めでたくカップルになると、元気な子どもをのこすため、 たとえば、オシベの花粉(かふん)をメシベが受粉(じゅふん)して種や実ができるように、 |
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ところで、♀は♂の 鳴き声を聞いて、♂のところへ来ましたね。 |
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「あし」の耳と触角(みみ と しょっかく)
スズムシの耳 「前あし」の脛下(すねした)の内側(コオロギは前あしの外側)にあります。 |
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耳は「前あし」の内側にあります。
白く見えるところが耳。 |
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鳴く虫には耳があります。
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スズムシの耳と鼓膜(こまく)
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スズムシの「前あし」を顕微鏡で観察(かんさつ)すると、「あし」全体は毛で おおわれていますが、 耳だけは毛が はえていません。 その耳は、音を聞くための鼓膜(こまく)が皮膚と直接つながっています。 |
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匂いはどこで 感じるの? | ||||||||||||||||||||||||||||
スズムシの触角 長さ: 約43mm.(体長の約3倍) 形: 先にゆくほど細く、断面(だんめん)は、円形。 細い毛で おおわれて、たくさんの節(ふし)がある。 色: 付けねは黄茶色。中ほどは白色で、先は少し黒い。 |
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100以上の節がある触角は、前後・左右、全天へ、しなやかに動きます。 |
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触角の先端部
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中間部と先端部の境界付近
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触角の基部
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情報を集める大切なアンテナを、くちで手入れする。
触角は、しなやかに曲がる。 |
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まっ暗闇(くらやみ)で交信したり、
障害物を知るとができる。 |
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触角があるお陰で、暗やみでも障害物にぶつかることなく歩けたり、
触角をきように動かすことで、なかまと交信(お話)ができます。 くちひげは、くちもとの情報を得ます。 お尻の尾毛は、後方の情報を得たり、体のバランスをとります。 触角と尾毛は、なかま同士の争いなどによって、ちぎれて短くなります。 |
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交信をしているスズムシ | ||||||||||||||||||||||||||||
複 眼(ふくがん) | ||||||||||||||||||||||||||||
スズムシの目 スズムシの目は、トンボやチョウと同じように複眼です。 |
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スズムシの複眼の拡大写真。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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