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はじめに下記の「スズムシの体・生活」をご覧になると、本文の説明がより解りやすくなります。

スズムシの からだ・生活
♂(おす)
♀(めす)
スズムシの体(からだ)と体長(たいちょう)
スズムシの部位(体の部分)の名称
分 類: 直翅目コオロギ科  学名:Meloimorpha japonica.  和名:鈴虫・スズムシ。
体 長: 約15mm. 
形 態: ♂(おす)(めす)同色、異形。 触角(しょっかく)は、一見 白色で長い。 気門で呼吸する。
     ♂は、前ばねの幅(はば)(約7.5mm)、幅の広い卵形。
     ♀は、前ばねの幅(約4mm)、狭くて、たてにすじがある。 腹部後端には産卵管(さんらんかん)がある。
活動期: 5月から10月。 日本列島は南北に距離があるため、活動期は生息地の気温差によって異なる。
     成虫期は8月から10月。 個体の活動期間は、成長期:約2カ月。 成虫期:約2カ月。
寿 命: 約4カ月。
鳴き声: ♂のみが「リリー・リリー」、「リーン・リリーン」と、美しく鳴く。発音のしくみ
産卵数: 1腹100卵以上。
生 息: 林の間などの草むらや、ススキやヨシに おおわれて暗い地上を歩いて生活する。
     ・斜面の草むら ・草原 ・川原の草むら ・石のすき間や割れめ ・倒れた大木のすき間など。
分 布: 秋田県五条目町の森林が北限。 東北地方南部から南の本州、四国、九州、沖縄、北インド。
採食生態
採 食: おもに動物質を好んで食べる動物質食。 セミの抜け殻(ぬけがら)、昆虫・小動物の死体などを食べる。
     水分*をとるために、草木のやわらかい葉や、花も食べる。
     *飼育のスズムシがキュウリやナスを食べるのも水をのむ代(か)わり。動物質をあげないと、共食いする。
自然界では草などから水分を補給します。
顎(あご)の歯で、草を食いちぎる。
天敵は、コオロギ・アリ・クモ・鳥類など。
おもに動物質を捕食する。
スズムシの顎(あご)には、
がんじょうな歯が左右にあります。
左の後ろばねが、まだ残っている成虫。
なぜ、後ろばねが抜けるかは、成虫のページを。
「翅・羽・はね」について

「前ばね」は「上翅」「前翅」、「後ろばね」は「下翅」「後翅」と同じです。
ここでは「前ばね」「後ろばね」「はね」に統一しました。

スズムシは昆虫... 4枚の「はね」があります。
スズムシの成虫の「はね」は、1と2の2枚だけです。

1. 左の前ばね 2. 右の前ばね(成虫になっても残る)
3. 左の後ろばね 4. 右の後ろばね(成虫になると抜ける)  説明は本文に掲載。

「足・脚・あし」について

「足(あし・foot)」は、踵(かかと)から先で、地面に直接触れる部分です。
「脚(あし・leg)」は、地面から体を持ち上げている部分で、足の上から腰までです。
「足」と「脚」を合わせて「下肢(かし)・(肢はlimb)」と呼びます。
参考のために「上肢」「前肢」は、人では腕・手(鳥では翼)に相当します。

ここでは、足、脚、肢を「あし」に統一しました。

スズムシの「あし」は「3対で6本」です。 その「あし」については、
前から、「前あし(約12mm)」「中あし(約16mm)」「後ろあし(約28mm)」の順にならんでいます。
上記の数字は、足を含みません。つまり脚だけの長さです。

発音鏡(はつおんきょう)、 触角(しょっかく)、目・複眼(ふくがん)(みみ)、尾毛(びもう)は、本文に掲載。
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