採食場から塒(ねぐら)に帰るコハクチョウ・オオハクチョウたち
15時半頃、オオハクチョウの家族が採食場から最上川のねぐらに戻ってきました。
オオハクチョウもコハクチョウも10時までには田圃に行って採食しますが、コハクチョウは夕方、オオハクチョウは15時ごろ採食場を去ります。
16時を過ぎると四方八方からコハクチョウが、三々五々 夕映えにシルエットとなって戻ってくる数が増します。
ヒラヒラ羽ばたいて塒(ねぐら)を目指し.....
塒近くに飛来すると、羽ばたきをやめてグライディングにはいります。
滑空時に水かきを広げ、ゆるやかに降下し.....
着水前に姿勢を制御するため、ヒラヒラ羽ばき.....
足を前方につきだし、大きい水かきでブレーキをかけながら夕映えの最上川に滑り込みます。
日没後、街には灯がともり、16時半を過ぎても次から次へとコハクチョウが着水します。 
月が輝く17時を過ぎ、塒に戻るハクチョウもいます。 ハクチョウと入れ替わるように夜行性であるカモ類が採食に飛び立ちます。
着水したハクチョウたちは、頭を羽に入れて眠りますが、なかにはマコモを採食する個体もいます。
ハクチョウたちは、夜間、地上の天敵から襲われない水上で眠り、翌朝、再び飛び立ち、日中は採食して越冬地での生活をします。
翌年春、ここを飛び立ったオオハクチョウは3,000km離れたタイガ地帯へ、コハクチョウは4,000km離れたツンドラ地帯へ渡り
5-7月に繁殖をします。 雛が無事に育った家族は家族群をつくり、越冬地へ渡ります。 越冬地のねぐらで家族の群は崩れません。
ハクチョウのディスプレイ
越冬地の群の中で、家族が挨拶を交わすディスプレイが見らます。
オオハクチョウの羽づくろい
ハクチョウの威嚇行動。 幼鳥から繁殖可能な成鳥となって、初めて番(つがい)関係になるオスは、メスを巡ってオス同士の争いをします。
オオハクチョウ・コハクチョウの形態、生態についてはこちら

朝、採食に飛び立つハクチョウたち

ルアー白鳥・右足に刺さったルアー・救出作戦



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