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<のぼうの城 (上・下)>
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著者 和田 竜
小学館文庫
定価 480円 |
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忍城を舞台にした私の地元である埼玉県の小説。映画化ということで、忍城や丸墓山古墳のある行田市のもりあがりはすごい。
豊臣秀吉が天下を統一しようと北条家を攻める。その北条方につく成田家の小さな忍城に石田三成が2万の兵を率いて攻めてくる。戦っても勝てる戦ではない。当主は豊臣方に寝返り戦わないと決めていたのだが、「でくのぼう」と領民からも呼ばれている臨時城代が、石田方の使者の愚弄に怒り、「戦う」と決めてしまう。そこからの戦いの模様がおもしろい。
体が大きくて武道が苦手、馬にも乗れない「でくのぼう」が、「のぼう様」と領民に慕われ、「のぼう様が戦うと決めたのなら・・」と女性や子どもまでが城に立てこもる。小さな城だとばかにした石田三成勢だが、なかなか勝てない。そこで、「三成の忍城水攻め」が進んでいく。そこで、のぼう様が舟に乗り田楽踊りを踊るという、味方も敵方も驚くことをする。鉄砲で撃たれはするものの、けがですみ、それを見た敵方についていた領民が堤に穴をあけ、形勢が逆転する。最後は城を明け渡すことにはなるのだが、読み出したら止まらなくなる。
のぼう様の正体がわからない。どうしようもないばか殿なのだが、憎めず、非常時にはとんでもない行動に出る勇気がある、弱虫のくせにこわいもの知らず、ぼけた顔して肝心のときにはしまった表情になる・・こんな殿様を映画はどう表現するのだろうか。いい男がやる役ではないように思うのだが、さあどうなるのか?水攻めが津波を連想させるとして、公開がのびると聞いたが・・
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