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「養老孟司の大言論U」
嫌いなことから、人は学ぶ
だからあきらめちゃいけません
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著者 養老孟司
新潮社
定価 1,500円 |
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日本に来ていた留学生のエッセイより「日本人は生きていませんからね」
と紹介されていました。
この文章を目にしたときには、意味がわかりませんでした。
しかし一方で、2010年における自殺者数は3万1560人にものぼり、1998年
以降13年連続で年間3万人を超えているという事実もあります。
「生きること」への欲求が弱くなってしまっているのでしょうか。
「身体を使いなさい」
この言葉は養老先生が各著書において御指摘されていることです。
自分自身を含めてですが、理性「意識」がすべてを支配しているとの錯覚の中で日々を過ごしています。
「予定調和」(ああすれば、こうなる)のみが受け入れられていることが前提であり、現代人が合理的・理性的だと信じていることを、その思考を考え直す時期に来ているのかもしれません。
現実は、難問(環境問題、特に石油かわる代替エネルギーなど)に対しては
対応策すら先送りしている状態であり、国会はひたすら法律を作り、「人が実際に生きていること」と、乖離してしまっています。
また、諸問題に対して真剣に考えることを放棄してしまった国民の側においても、これからの生き方を問われているのではないでしょうか。
2011年3月11日、東日本大震災発生、
この震災が提示した課題にどう取り組むかにより、日本が、日本人が進むべき方向性が見えてくるのではないでしょうか。
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