１００円から勝負できるこの競馬と言うギャンブルは、貧乏人のあたひにはとっても魅力的だった。
　あたひの職場は１６勤明けが、土・日に重なると殆どと言っていいほど競馬場に足を運んでいる。
　しかも「団体」でだ。
　入ってから知ったのだが、公務員のほとんどはみんな大のギャンブル好きなのである。
　平日パチンコ屋で打ってる１／４は公務員．．．と言う話を先輩から聞かされた。
　確かに．．．誰に平日の「明け番・休みの日」の過ごし方を聞いても「パチンコ」としか答えない。
　当時、８００人いた自局．．．その殆どが「パチンコ」と言っているのだ。
　それは凄い事だと思う。
　凄いバカだと思う。
　その中にあたひがいる。
　日曜の明け番．．．当たり前のようにあたひは競馬場に行った。
　いや！行かされたのだ！！
　そして、始めて競馬をやった。
　１・２回は当てたが、終了後はマイナスだった。
　だが、楽しかった！
　とっても楽しかった。
　目の前で馬が走ってるんだお！
　しかも金が賭かってるんだお！
　これが興奮せずにいられますかってんだ！

　ハマりました！ツボを押されました！
　それからと言うもの土・日は競馬に行ってました。
　そして「馬番連勝」とルールも新たに加わり、さらに燃えました。
　トウカイテイオーに感動しました。
　もう誰にも止められません！！！

　そして

　借金王になりまひた．．．(@o@)ﾍﾛﾍﾛｰ

　誰の所為でもありません。
　みんな自分が悪いんでふ。
　自分にギャンブル運が無かったのでふ。
　それでもあたひは競馬を止めなかった。

　競馬．．．
　あぁ競馬．．．
　血で血を荒らそうサラブレッドの戦い。
　人は何故に競馬に魅せられるのか．．．？

　それはギャンブルだからだ！
　それ以外の何ものでも無い！！

　そんな事言ってるから負け続けたのだ．．．。

　そんなある日。馬券を買ったの帰り道に、市川駅で友達に会いまひた。
　「あにしてんの？」
　と何気なく声を掛けると「パチンコに行くんだよ」とお決まりの答えが返ってました。
　「はふぅ〜」と何故か着いて行くあたひ。
　市川駅前のＤ店。
　今、そこが彼のホームらしい。
　彼は店周りもせずにヒョイと空いてる席に座った。
　隣が空いているので、あたひも座る。
　現金機．．．良く見るとあたひの好きな部類の「権利モノ」である。
　台の名前は忘れた。
　今で言う「ホー助くん」と同じやり方で、変なのはクレーン。
　玉をハネに入れるとクレーンの上を意味無くグルグル回り、中央の穴から落ちて、その下の３つ穴の一つ「Ｖ」に入るとデジタルが回る。
　次にデジタル絵柄が揃うと大当たり。
　他のルールは忘れた（かなり昔な話で）
　確かキング・クイーン・ジャックの絵柄の２デジタル。
　確率は１／４５位？で権利獲得後１／５？になった。
　出ればすぐ４箱ぐらいになった。

　えぇ、ハマりました．．．。
　ハマってしまいましたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ToT)/

　これでとうとう借金地獄．．．。
　パチンコ・競馬の両刀となれば、もう鬼に金棒。猫にしゃくれ。
　もう、かなりやられまひた．．．。

　その後．．．仕事のやり過ぎ（？）でヘルニアになり入院。
　最後の切り札。
　保険金で借金返済しまひた．．．(^o^;;;
　今回の格言「負け続け　ヤル時ゃヤルよ！　保険金」