39年度BPOL戦力分析
Bリーグ
3強3弱。優勝争いの軸は今シーズンも佐久と三木。この2チームに東北が加わった3チームから優勝チームは決まることになりそうだ。佐久は一時期の力はみられないが、相変わらず安定した戦力は揃えている。三木は(三木としては)低迷期を完全に脱した感がある。戦力分析上ももちろん優勝圏内。Aクラスは確保しつつもリーグ優勝からは遠ざかっている東北も戦力的には十分優勝を狙えるものを持っている。上位3チームからはやや引き離された感じの残り3チームだが、いずれのチームも特色あるチーム作りをしており、一方的に引き離されるようなことはないだろう。

Pリーグ
2強2中2弱。圧倒的な力を見せつけてきた浜松にやや翳りが見えたところに、ここ数シーズンで急速に戦力を整えてきた花園が割って入ってきそう。戦力分析上は花園が鼻の差で優勝をさらいそう。Aクラス争いは、新チーム天羽と古豪福岡のどちらかか。天羽はシーズン前にゴタゴタがあったものの、いいチームつくりをしてきた。今後に大いに期待が持てる。福岡は35年度シーズンの優勝後、やや低迷しているおり、そろそろまた上位をうかがいたい時期だ。石見は凋落の一途。オフ等でのチームの動きもよく見えず、ちょっと心配。新居浜は低位置から抜け出せるチャンスとみた。弱点の投手力の改善がみられ、他のチームと戦える戦力が付いてきた。

Sリーグ
4強1中1弱。例年にも増して、上位陣の戦力が拮抗している。その中で、優勝候補の筆頭はやはり、抜群の攻撃力と安定した投手陣をもつ盛岡。昨シーズンより全体の戦力が落ちたとはいえ、やはり本命からは外せない。盛岡の対抗馬として一気に戦力アップさせたのが伊勢。もともと投手陣はトップクラスのものを持ってところに、攻撃陣も厚みを増してきて、悲願のリーグ優勝も近いとみた。多摩の機動力野球は相変わらず健在。これだけ強烈なチームカラーをもっていれば安定した戦いをすることができる。北海も自慢の攻撃陣は健在だが、BPOL順位戦A級でも上位争いをする3チームがいる中では、Aクラス確保が現実的な目標か。厚木は一時期、優勝争いできるところまで戦力を上げていたが、最近は低下傾向。古豪復活に期待したい。新チーム世田谷は諸事情もあり、しょうがないだろう。土台を固め、数シーズン後に世田谷カラーを出してほしい。

Mリーグ
3強1中2弱。津、東松山、屋島の戦力差はほぼゼロ。優勝を予想するのは難しいが、一気に戦力をアップさせ、勢いに乗る津が初のリーグ優勝を叶える可能性が高いと読んだ。とはいえ、もちろん東松山、屋島も優勝候補に挙げられる。特に東松山は優勝した昨シーズンから戦力は若干ながらアップさせており、もちろん優勝を狙ってくるだろう。復活の兆しもみられる安濃津だがまだ苦しい戦いは続きそう。まずはAクラス確保をしたい。花巻は存在感の薄いチームになってしまったが、戦力的には結構いい選手はいるようにみえる。京都はなかなか上位に浮上できずにいるが、なにか一つのきっかけで状況が変わるようなチーム作りはしている。
