40年度BPOL戦力分析
Bリーグ
2強2中2弱。三木と佐久の2強を軸とした戦いになるだろう。ただ、ここ数シーズンの戦力の推移は対照的。圧倒的な戦力でBリーグに君臨してきた佐久の勢いに翳りがみえてきた。一方の三木は(三木としては)低迷期を完全に脱した感がある。総合戦力でも佐久を抜き、優勝候補の筆頭といえる。東北も傾向としてはやや戦力を下げており、Bリーグは再び三木の時代が続くかもしれない。古豪の横浜はここ数シーズンはいい戦力補強ができている。そろそろ、Aクラス常連に戻りたいところだ。竜安は新チームになってからの補強がうまくいっているとは言い難い。投手力の整備が今後のポイントになるだろう。旭川もなかなか上位陣との差を縮めることができないでいる。竜安同様、投手力の底上げが必要だろう。

Pリーグ
3強1中2弱。浜松の戦力ダウンが続く。昨シーズンPリーグを制した花園も戦力ダウンしており、優勝争いは混沌としそう。その2チームに割って入りそうなのが、今シーズン急激に戦力を上げてきた福岡。ひさびさのAクラスはもちろん、優勝も十分狙える位置につけている。戦力分析では1位は花園としたが、勢いでは福岡が勝る。最後まで目を離せない戦いになるだろう。沖縄、石見はAクラス入りが現実的な目標か。新居浜はここ数シーズンはいい戦力補強ができていると感じる。まだ上位との戦力差は大きいが、地道に底上げを進めていけば、近い将来には上位に進出することができるだろう。

Sリーグ
4強1中1弱。昨シーズンの戦力分析でも「例年にも増して、上位陣の戦力が拮抗している」と書いたが、今シーズンはそれ以上の拮抗を見せる。特に北海、盛岡、伊勢の3チームに関しては、全く同戦力と言って過言ではないだろう。もちろん多摩も優勝候補に挙げられる。その中から1位を敢えて上げるならば北海だろう。前評判は高くないようだが、ウィークポイントの投手力がアップし、十分他の3チームと渡り合える戦力はある。もちろん、盛岡の打力、伊勢の投手力、多摩の機動力を中心とした攻撃力はすばらしい。どこが優勝しても全く不思議はない。厚木の5位、世田谷の6位は濃厚と思われるが、予想を覆すような戦いを期待したい。

Mリーグ
3強1中2弱。昨シーズンと勢力図は大きく変わらない。東松山、屋島、津の3チームは安定しており、基本はこの3チームでの優勝争いになるだろう。安濃津は一時期戦力が大幅にダウンし心配されたが、持ち直してきた。何とか上位3チームに食らいついていきたい。花巻は厳しい戦いになると予想する。オフの動きも少なくチームカラーもよく見えないのが正直なところ。京都もなかなかうまく補強が進まないが、結果(順位)としては形が見えてきている。打線がつながれば、面白い存在になる可能性は十分ある。
