41年度BPOL戦力分析
Bリーグ
3強2中1弱。基本的に三木、東北、佐久の3強の争いだが、その中でも三木の戦力が頭一つ抜け出している。一時期、戦力が落ちた時期があったが、5〜6シーズンかけて、しかも確実に戦力を伸ばしてきたところはさすがの一言。東北も戦力が下落傾向だったがここ数シーズンでかつての強い東北、しかも「走るチーム」というチームカラーも確立し、今後が楽しみ。佐久は逆に戦力は低下気味、もちろん優勝候補の一角だが、今後はいかに世代交代をうまく行うかが鍵になりそうだ。竜安、横浜はなかなか上昇気流に乗れない感じがする。ただ、どちらも潜在能力は高いチームだけに、ちょっとしたきっかけで戦力が変化する可能性は大いにありそう。旭川は一時期、上昇の気配を見せたが、まだまだ難しそう。

Pリーグ
1強3中2弱。1強としたが、戦力的には実質4強と言っていいだろう。とはいえ、今シーズンの花園の戦力の充実には目を見張るものがある。以前はやや安定感にかけたチームという印象があったが、ここすうシーズンの充実ぶり、特に今シーズンの戦力をみるとしばらくは花園時代が続きそうな気配。実績十分の浜松と福岡はなんとか花園に食らいついていきたい。今シーズンの注目は沖縄。個性あるチーム作りをしているが、優勝争いできるところまで戦力を整えてきた。新居浜は念願の最下位脱出も現実となりそうだ。戦力も確実にアップしてきている。石見の凋落は過去の強いチームを知るだけに残念。補強の失敗が続くとやはり結果はこうなってしまう。

Sリーグ
4強1中1弱。全体のシーズンの傾向は相変わらず4強の争いとなる。北海、伊勢、盛岡、多摩、どのチームも特徴のあるチームで、それを生かしたチームが優勝に近くなるか。今シーズンもここ数シーズン同様混戦となることは必死。厚木はなんとか上位チームに近づきたいが、チーム戦力としてはやや低下傾向なのが気になる。世田谷は上昇の糸口を見出せないでいる。他チームの戦力編成が参考になるのでは。

Mリーグ
1強3中2弱。Pリーグ同様、1強3中と書いたが、実質4強の争いとなりそう。その中で、優勝に近いのは安定した戦力を持つ東松山だろう。昨シーズン優勝の安濃津、打力でチーム戦力アップさせてきた津、百戦錬磨の屋島と強豪そろいで、このリーグも予想は非常に難しい。京都は低迷期から脱出できそう、Aクラスを狙えるところまできている。花園はまだなんとかこれまでの貯金で戦っているが、このままだとさらに戦力が低下してしまう可能性は大きいと思われる。
