46年度BPOL戦力分析
Bリーグ
1最強3やや強1中1弱。
東北の強さは他のチームを寄せ付けない貫禄さえ漂う。ライバル球団の三木と佐久がやや戦力を落としていることからも、V5の可能性は限りなく100%に近いのではないかと思う。ここ4シーズン東北の壁に跳ね返されている三木だが、このまま引き下がるわけにはいかない。もちろん優勝を狙いに行く。その前に黄金期を築いていた佐久は戦力低下の傾向は変わらずBクラス転落の可能性も出てきた。ただ、それは高レベルのBリーグでの話であって絶対的な戦力はそう悪くはない。ここ数シーズン力を溜めてきた横浜だが久しぶりのAクラスも現実化してきた。地道な戦力補強が実を結びつつある。岐阜はまだまだ過渡期のチーム今後は大いに期待できるチーム作りをしているように感じる。旭川はこのリーグにあって、やや見劣りしてしまうのは否めない。最下位脱出は厳しそうだ。

Pリーグ
1強4中1弱。
浜松が頭一つ二つ抜け出した感がある。昨シーズンは悔しい思いをしたが、今シーズンは間違いなく優勝候補の筆頭と言っていいだろう。一時期の(浜松としては)低迷期からは完全に脱した。沖縄は戦力の低下がみられるのがやや気になる。チームの成績もシーズンにより好・不調の波が大きいことが隙になりそう。昨シーズンリーグ優勝を果たした花園も戦力低下がみられる。ここ数シーズンでみてみても、戦力低下傾向なので、ここでのチーム建て直しに期待したい。開幕直前に石見を引き継いだ宇部はAクラス入りは十分可能性がある。積極的にチーム改造を進める気配もあり、シーズン中はもちろん、オフにも注目したい。福岡は昨シーズンのようなことはなさそう。古豪復活まではまだ時間はかかりそうだが、その気配は十分感じられる。ここ数シーズン成績浮上の可能性が感じられていた新居浜だが、今シーズンは厳しい戦いになるのは避けられそうもないか。

Sリーグ
3強3弱。
上位3チームの特色(投手力の伊勢、打力の北海、機動力の多摩)ははっきり出ているが、総合力ではほとんど差はないとの結果となった。その中で敢えて優勝候補を挙げるとすれば、多摩か。昨シーズンはBクラスに沈んだものの、今シーズンは輪をかけて機動力の上積みを果たした。長打力はやや不足しているものの、その走力が十分カバーしている。打力自体も力をつけてきており、得点力は大幅にアップしそう。2連覇中の伊勢ももちろん優勝候補筆頭のチームであるのは間違いない。投手力はまだまだトップクラスだが、チーム力はやや低下傾向で、一時の全く他のチームを寄せ付けない強さは若干影を潜めつつある。北海も打力はトップクラスなものの、相庭・若尾の二枚看板頼りなのは否めない。ただ、投手陣が踏ん張れんば優勝の可能性もまだまだ高いとみる。盛岡は昨シーズン2位まで躍進したものの、戦力低下傾向なのは変わらない。ただドラフトを含め、良い選手の補強は続いており、このまま戦力低下が続くことはないだろう。世田谷は新チームとなって8シーズン目、徐々にではあるがチーム状態は確実に良くなってきている。厚木は分析上は最下位となったが、戦力的にはそれほど大きな差はない。上位進出できる力は潜在的には持っていると感じる。

Mリーグ
2強2中2弱。
やはり、大分、東松山の2強対決が基本か。昨シーズン破竹の勢いでリーグ優勝を果たした大分は今シーズンももちろん連覇を目指す。東松山は優勝を逃した翌シーズンはいつも強い。もちろん今シーズンは本気モードでリーグ優勝奪還を目指してくるだろう。ただ、この2リーム以外にもチャンスが十分あるのがこのMリーグ。屋島は毎シーズン安定した戦いを見せる。今シーズンは投手陣が特に安定しており、まず大崩れしそうにない。津も屋島同様、安定したチーム作りを続けている。混戦になれば十分上位進出もできると思われる。名古屋、花巻は戦力的には最下位争いになってしまいそう。まずは、Aクラス入りを目指して、戦力を整えていきたい。
