50年度BPOL戦力分析
Bリーグ
2強1やや強1中2弱
昨シーズンに続き東北の戦力低下が続く。それに対して、大幅な戦力アップをみせたのが三木。47年度シーズンにはリーグ優勝を果たしているが、ここ10シーズンほどは東北の後塵を拝してきたがここにきて古豪復活となりそう。とはいえ、もちろん東北の力はまだまだ健在。2強体制には変わりないが、最終的には三木が抜け出しそうだ。今シーズンも台風の目となりそうなのは横浜。毎シーズン着実に戦力を付けてきており、非常に不気味な存在になりつつある。佐久はBクラスがちらつく。戦力的にはまだ上位との差はそう大きくないが、昨シーズンからの大幅な戦力低下が気になる。新チーム体制になり戦力を上げてきている丸の内は念願の最下位脱出を果たしそう。一方、ここ数シーズンでの戦力低下が続く岐阜は最下位転落の危機。ただ、戦力的には両チームの力はほぼ同等。最後まで目が離せない。

Pリーグ
2強1中1やや弱2弱
浜松がやはり強い。昨シーズンは福岡にリーグ優勝を譲ったが、今シーズンの本命であるのは間違いない。ただ、スタートダッシュに失敗したのはやや気になるところ。その浜松の対抗馬となるのは、ここ数シーズンで急激にチーム力をアップさせている宇部。チームの補強ポイントも的を射ており、オーナーの手腕の高さを感じる。浜松・宇部の2強時代が始まる予感。昨シーズンリーグ優勝の福岡はAクラスは確保できそうだが、連覇は難しいか。沖縄は戦力の低下がやや気になる。Aクラス確保が現実的な目標となりそう。新居浜は着々と力を付けてきている。このまま上位定着できるところまで、戦力アップを目指して欲しい。花園は目ぼしい補強も少なく、しばらく低迷期が続きそう。

Sリーグ
1強1やや強3中1弱
盛岡1強体制は変わらないとみる。4連覇は堅いとみるが、若干ながら戦力低下傾向なのは気になるところ。その盛岡の対抗馬はやはり多摩となるか。リーグ優勝こそしばらく遠ざかっているが、戦力の安定感ではSリーグナンバー1だろう。「足にスランプはない」は多摩を見れば納得の事実。北海、世田谷、伊勢は大混戦。上位2チームが圧倒的戦力を持つわけではないだけに、十分優勝の可能性もあるが、Bクラス転落も現実的な位置にいる。非常にタフな戦いになるのがこのSリーグ。2年連続のBクラスは許されない北海、Aクラスに定着したい世田谷、復活の兆しをみせる伊勢、予想は非常に困難なのが正直なところ。一方、三島は非常に厳しい戦いが待ち受けていると言わざるを得ないだろう。投打とも他チームとのレベル差がやや大きい。ただ、ドラフトを含めよい補強も目立ち、将来的にはチーム力は上昇してくるだろう。

Mリーグ
2強4やや弱
開幕は静かにスタートした大分と東松山だが、基本この2チームの2強リーグなのは間違いない。どちらかが優勝するであろうが、どちらが優勝するかは正直全く予想できない。それだけ、この両チームの戦力は拮抗している。ここ数シーズンは同様の傾向が続き、ここまでハイレベルでチーム力を維持できる両オーナーの手腕には感服せざるを得ない。一方、残りの4チームも戦力は大拮抗。2強との差は大きいが、Aクラス争いは熾烈となりそう。レベルの低いチームも無く、この中から最下位チームが出るというのも酷なところ。
