53年度BPOL戦力分析
Bリーグ
2強2やや強2弱
東北と佐久との一騎打ちになりそうだ。昨シーズン、13年ぶりのリーグ優勝を果たした佐久の勢いは残るものの、今シーズンは強豪東北の充実ぶりが目を見張る。一時期戦力の衰えがみられたものの、ここ数シーズンで戦力を整えてきたのはさすがといったところ。昨シーズン、17年ぶりのBクラスに沈んだ三木だが、今シーズンも若干戦力的は低下している。まずは、Aクラスの確保が最低限の目標となるか。51年度シーズンに再編後初のリーグ優勝に輝いた横浜だが、その後の戦力低下がやや気になるところ。丸ノ内と新球団酒田は最下位争いになってしまうか。戦力的にはここ数シーズンこの2球団でデットヒートを繰り広げているが、さらに上位を目指したいところ。

Pリーグ
2強1中2やや弱1弱
傾向は昨シーズンと大きく変わらない。やはり、宇部と浜松の2強に福岡が絡む展開になりそうだ。宇部は昨シーズン、戦力的は優勝候補であったがなかなか波に乗れずリーグ優勝を逃しており、今シーズンにかける意気込みは並々ならぬものがあろう。スタートダッシュに成功すればそのまま突っ走る可能性もある。浜松は若干ながら戦力低下が続いていることろが気になるが、もちろん優勝候補の1チームであることには変わりはない。昨シーズン、その2強を抑えてリーグ優勝に輝いた福岡だが、今シーズンも戦力的には3番手からの頂点を目指す。しばらく、やや精彩を欠いている沖縄と花園だが、確実に戦力は整えてきている。Aクラスを果敢に狙って欲しい。新居浜は今シーズンも厳しい戦いを強いられそう。

Sリーグ
3やや強1中2やや弱
毎シーズンのことながら、リーグ全体が混戦となることは間違いないだろう。特に優勝争いは全く予想が出来ないほど戦力が拮抗している。その中で敢えて挙げるとすればV6中の盛岡か。もちろん、昨シーズン最終節まで先頭を走っていた多摩、ここ数シーズンの安定度ではN0.1の世田谷もほぼ同程度のチャンスがある。いかにスタートダッシュできるか、苦手球団を作らないかがカギになるだろう。チーム再建中の北海は戦力の底は脱した感がある。まずはAクラス復帰を目標に戦うことになろう。新球団唐木田、御殿場も上位との戦力差はそれほど大きくない。唐木田は前チームの投手力に打力もプラスしたチーム作りに取り組んでおり、今後が楽しみ。御殿場もドラフト、トレードでの成功が続いている。分析では6位となってしまったが、いつ上位定着してもおかしくないところまで来ていると思われる。

Mリーグ
1強2やや強3やや弱
戦力分析から大分が本命とみる。シーズンではやや不安定な戦いをしているが、2シーズン連続のV逸はしないのでは。昨シーズンから大幅にアップしたのは名古屋。地道ながら確実な戦力補強で、戦力分析ではリーグ2位と出た。とはいえ、やはり一番不気味なのは東松山だろう。今シーズンもスタートダッシュに成功しており。このまま突っ走る可能性もあるかもしれない。古豪の津と屋島は毎シーズンAクラス入りの激しい争いを展開しており、今シーズンもそうなりそうだ。個人的にはさらに上での戦いを期待したいところ。新球団紫雲は、どのようなカラーでチーム作りをしてくるか、今後に期待したい。
