55年度BPOL戦力分析
Bリーグ
1強2やや強2中1弱
昨シーズンO−Uシリーズを制した東北が大本命。ライバルの佐久の戦力低下もあり、早い時期からの独走もあり得る。ここ数シーズン戦力低下が続いていた三木だが、ここにきて反撃体制に入った感がある。Aクラスは確実にキープしてきたが、そろそろ久しぶりのリーグ優勝も狙いたいところ。佐久は上述の通り、戦力低下が続いている。なんとかここで踏みとどまり、優勝争いに加われる戦力はキープしておきたいところ。横浜は4シーズン前のリーグ優勝の後、成績は低下傾向だが、戦力的にはここ数シーズンは大きなダウンはない。再度頂点を目指したい。丸ノ内は2年連続でリーグ最下位だが、戦力は着実に整えてきている。最下位脱出はもちろん、Aクラス入りも十分狙えるところまできている。酒田は新球団となって3シーズン目だが、残念ながら戦力的にはダウン傾向。なんとか上位チーム引き離されないように食らいついていきたい。

Pリーグ
1強1やや強1中2やや弱1弱
今シーズンのPリーグは全体的に戦力がバラけた感がある。そんな中頂点に立つのはやはり宇部になりそう。その仕上がりはここ数シーズンの中でも最高と言えるだろう。Pリーグとして17シーズンぶりのO−Uシリーズ制覇も見えてきた。その宇部に対抗するのは浜松は昨シーズンまでの戦力ダウン傾向も止まった。安定した戦力を保持している福岡はさすが古豪と言えるチーム作りをしている。沖縄も安定した戦力をキープしつつ話題にも欠かないチーム作りはお見事。しばらく遠ざかっているリーグ優勝も目指したいところだ。今シーズン一番の注目チームは新居浜。昨シーズン4位に入り、久しぶりのAクラスも見えてきたが、今シーズンはさらに戦力を上積みしてきた。このまま戦力の積み上げを継続するのを期待したい。花園は残念ながら、2シーズン連続の最下位が濃厚か。チーム作りの手腕は高いオーナーだけに、早い時期の古豪復活を望みたいところ。

Sリーグ
4やや強2弱
毎シーズン混戦のSリーグだが、今シーズンも多摩、北海、盛岡、唐木田の4チームは戦力的にどこが優勝してもおかしくない状況となっている。多摩は本命ながらリーグ優勝を逃した昨シーズンの苦い思いがあるだけに、今シーズンこそは決めたいだろう。昨シーズン、リーグ優勝した北海だが、戦力のアップはまだ発展途上といえる。ただ、今シーズンはスターダッシュに大失敗。どこまで巻き返せるか。戦力ダウン傾向で昨シーズンV8を逃した盛岡だが、まだまだ優勝は十分狙える力はある。怖いのは唐木田。新チームとなって戦力とともにチーム成績も急上昇中。一気に頂点を狙えるところまできている。心配なのは世田谷。ここ数シーズンでの大幅な戦力ダウンは気になるところ。早期の建て直しに期待したい。下位脱出と上位定着を狙う御殿場だが、上昇しそうなところで跳ね返されるシーズンが続いている。

Mリーグ
1強3中2弱
大分の強さが際立っている。大分を脅かすチームが不在ということもあるが、その圧倒的戦力は他の5チームの前に立ちはだかる。一方残りの5チームはAクラス争いの3チームと、最下位争いの2チームに分けることが出来そう。東松山、津、名古屋の3チームは戦力的には全く一緒と言ってよいだろう。この3チームから抜けだしたチームが優勝争いに加われる権利を手にする。3シーズンぶりの優勝を狙う東松山、7シーズンぶりの優勝を狙う名古屋がここ数シーズンはAクラスを確保しているが、不気味なのが津。4位が指定席となっている感があるが、戦力は確実にアップしてきている。大崩れしない戦いぶりは、リーグが混戦となったとき、一番怖い存在になるかもしれない。紫雲と屋島も戦力は全く一緒といえる。屋島は(再編前も含めて)チーム創立後初の最下位も見えてきた。一方、紫雲は前チームも含め8シーズンぶりの最下位脱出のチャンス。
