56年度BPOL戦力分析
Bリーグ
1最強2やや強2中1弱
一時期戦力の低下がみられた東北だが戦力は完全に復活。しかもその戦力は過去最強クラスといってもいいだろう。投打とも全く他チームを寄せ付けないチーム力は、シーズン序盤での独走も十分考えられる。一方、東北の対抗馬となりうる佐久と三木は地力はあるものの、東北との戦力差は大きいと言わざるを得ないだろう。佐久は過去の打の佐久から投の佐久へチームカラーを変えつつある。三木は総合力とオーナーの手腕で対抗したい。今シーズンのBリーグで最も注目したいのは丸ノ内。ここ数シーズンで確実に力を付けてきており、Aクラスも現実のところのところまで来ている。横浜はやや厳しい戦いになるかもしれない。51年度のリーグ優勝以来戦力は低下傾向だが、百戦錬磨の横浜のこと。次なる手は打っているだろう。酒田は打力、投手力とも他チームとの差が大きく、強豪揃いのBリーグでは最下位は覚悟しなくてはならないか。

Pリーグ
2やや強2中2弱
宇部と浜松の対決になるのは間違いなさそう。投手力では両チームほぼ互角と考えられるが、打力の差で宇部がやや有利か。ただ浜松も3シーズン続けてのV逸は許されないところ。とはいえ、両チームとも圧倒的な力を有している訳ではないので、序盤でつまづくようなことがあると他のチームにもチャンスは出てくると思われる。宇部、浜松に続く戦力の沖縄、福岡はここ2シーズンほど明暗を分けている。沖縄はAクラスを確保、福岡は2年連続の5位となっている。ただ、今シーズンは戦力的にはほぼ拮抗しており、どちらがAクラスを確保し、優勝争いに加われるか注目したい。新居浜は戦力的には昨シーズンから若干ダウンしてしまったが、上昇傾向なのは間違いない。継続して戦力の補強を続けていきたい。新チームの鳴門は厳しい戦いになるのは間違いないが、打力は他チームと対抗できる力はもっている。ツボにはまれば最下位脱出も十分可能。

Sリーグ
3やや強1中1やや弱1弱
Sリーグの戦国時代はまだまだ続きそう。頭一つ抜け出しているチームはなく、特に多摩、盛岡、北海については戦力的にどこが優勝してもおかしくない状況となっている。多摩は相変わらず機動力を絡めた攻撃は強力、盛岡の投手陣も健在、北海も過去の攻撃一辺倒から投手力・守備力も併せたチーム力でそれぞれリーグ優勝を狙う。唐木田ももちろん優勝争いに絡む力はある。特に攻撃力はリーグ1の破壊力を持っていると言っていいだろう。世田谷はここ数シーズン続いていた戦力ダウンにストップがかかったか。安定感はあるが、攻撃力がもう少し欲しいところだろう。御殿場は今シーズンも厳しいか。一時戦力の上昇もみられたが、近年は低下傾向。今後の巻き返しに期待したい。

Mリーグ
1最強2やや強2やや弱1弱
V3の大分だが、V4となる可能性はきわめて高いと言える。それほど大分の強さは抜きん出ている。Mリーグはしばらく大分時代が続きそうだ。今シーズン大分を追うチームは東松山と津。東松山は毎シーズン安定した戦いで優勝争いに絡んでおり、混戦になる展開に持ち込みたいところ。津は4位が定位置となりつつあるが、今シーズンは久しぶりのAクラス入りができそう。大崩れしない戦いぶりはさすが古豪チームといったところ。一方名古屋はBクラス転落の危機。戦力の低下もやや大きく、早めに体勢を整えたい。屋島は戦力の底は抜け出した感がある。今シーズン、スタートダッシュに成功し、この後も波に乗れば上位進出も十分あるだろう。紫雲も戦力的にはやや劣る結果となったが、屋島と同じく好成績で開幕を迎えることが出来た。一波乱起こしたいところ。
