57年度BPOL戦力分析
Bリーグ
1強3やや強1中1弱
4連覇中の東北だが今シーズンも圧倒的優位は変わらない。昨シーズンに比べ若干の戦力ダウンはみられるものの、東北を追撃すべき佐久、三木の2チームも戦力は低下傾向で、東北との差は大きいままだ。その対抗馬の一員に名を連ねそうなのが丸ノ内。前チームを引き継いだ後からじわりじわりとチーム力を整えてきたが、ここに来て一気に戦力のアップを図ることが出来た。総合力では佐久、三木と同等と言っていいだろう。横浜は戦力低下傾向なのは変わらないが、昨シーズンが底だった感がある。もともと地力はあるチームだけに、来期以降が非常に楽しみな存在になるような気がする。酒田は正直、かなり厳しい戦いになると言わざるを得ないだろう。好守とも他チームに大きく水をあけられている状態で、早期のチーム体制の整備が望まれる。

Pリーグ
2強2中2弱
昨シーズンと大きく変わらない様相だ。つまり、大きく分けると宇部&浜松、福岡&沖縄、鳴門&新居浜の3グループに分けることが出来そう。上述の通り、優勝争いはここ数シーズン同様、宇部と浜松の戦いになるのは間違いなさそう。特に今シーズンは両者に戦力差はほとんどみられず、最後までデットヒートの争いがみられそうだ。福岡は今シーズンも安定した戦いを展開してくれそうだ。逆に言えば、Aクラス確保ではなく、優勝争いに絡む展開を望みたいところ。ただ、経験豊かなチームだけに虎視眈々と上位進出は狙っているだろうが。沖縄はAクラスとBクラスの往復が続いているが、今シーズンもまずはAクラス入りが第一の目標になりそう。ただ今シーズンは打力に不安を抱える。投打がかみ合わなければ下位転落もありそう。新居浜はここ数シーズン戦力を整え、実際にAクラスを伺えるところまで来ていたが、今シーズンは戦力的には昨シーズンを下回る結果となってしまった。昨シーズン最下位の鳴門は、まずは鳴門カラーを出すチーム作りをしたい。

Sリーグ
2強1やや強1中2弱
北海が特に投手力、守備力をアップさせ、十分優勝を狙える力をつけてきた。とはいえ、多摩も連続でO-Uシーリーズを制覇した過去2シーズンと比べても、戦力の低下はみられず、総合力ではわずかながら多摩優位とみる。優勝争いもこの2チームを中心に展開されるだろう。もちろん盛岡も戦力的には十分優勝を狙える力はある。ただ、かつて程のディフェンス力がみられないのが気になるところ。唐木田はやはりその打力が魅力。得点力ではリーグNo.1と言えるだろう。ただ、打線は水物。バットに火がつかなければ、苦しい展開になる可能性も高い。世田谷は戦力低下が著しい。かつての安定した戦いが影を潜めているのが気になるところ。御殿場は相対的に差は縮まっており、最下位脱出も現実的なところに来ている。

Mリーグ
1強4中1やや弱
大分のV5の確率は限りなく高いと言えるだろう。しばらくMリーグの興味は大分の連覇がどこまで続くのかと言うくらい戦力は充実している。しばらく大分のライバルチームだった東松山は昨シーズンに続き下位に沈む可能性が高そう。昨シーズン2位に躍進した津は今シーズンもAクラスは確保しそうだ。最も戦力のアップが見られたのが古豪・屋島。持ち味の守り勝つ野球が復活しつつある。大分の連覇阻止に一番近いのは屋島だろう。名古屋は全体としては戦力は低下傾向。今は再浮上に向け、力を溜めている時期か。紫雲は徐々にではあるが、チームの状態は上向いている。新チームとなって5シーズン目。そろそろ結果が欲しいところ。
